トヨタ新型「ノアヴォク」は先進装備てんこ盛り!「羨ましいけど買い替えない」先代オーナー目線で斬る!

ド派手な外観デザイン以上に先代オーナーが気になるポイントは?

 先代モデルとなったノア(ハイブリッド車)を2021年9月に購入したNさん(60代・男性)に新型ノアヴォクについての印象を聞いてみました。

 まず話題になっている「ドヤ顔」のフロントマスクについてですが、60代の男性にとってかかなり先鋭的もしくは迫力あるワル顔になったと感じるのと思いきや、意外にも抵抗はないといいます。

メッキ加飾で派手顔になった新型「ノア」(カスタム仕様)
メッキ加飾で派手顔になった新型「ノア」(カスタム仕様)

「新型ノアも新型ヴォクシーもグリル部分が横方向に広がって、よりワイドになったように見えます。ただ私が乗っているノア(先代)も、よく見ればミニバンとしては十分にドヤ顔だと思います。

 ただ、新型ヴォクシーはさすがにやり過ぎかなと思いますね。あえてのデザインでしょうが、私のような年配者にとっては新型ノアのほうがスッキリした印象に感じます。まぁ自分がノア乗りだからかもしれないですけど」

 パワーユニットはどうでしょうか。とくにハイブリッドは細部が刷新され、ほぼ新システムと呼べるほどの大幅な進化を遂げており、燃費も向上しています。

「燃費は重要なポイントですが、カタログ数値はそれほど気にしていません。まだ乗っていないので何もいえないのですが、先代型と比べても劇的に変化した印象はあまりないですね」(先代ノアオーナー・Nさん)

 それよりもNさんが羨ましいと感じるのは、運転支援システムの大幅な進化だといいます。とくに「アドバンストパーク」は気になっているそうです。

「自分だけでなく息子もときどき運転するのですが、駐車場が狭いうえに息子は車庫入れがヘタでして。

 アドバンストパークがあれば、ステアリングもアクセルやブレーキもクルマがスペースを検知して全部やってくれるというので、車庫入れが苦手なドライバーは欲しい装備じゃないでしょうか。

 あと、センサー機能が大幅に向上しているようですね。自分を含め高齢者ドライバーが増えていくこれからの時代、ぶつからないための運転支援システムが充実するのはうれしいい限りです。

 それが高級車でなく庶民的なミニバンに搭載されているのですから、そりゃトヨタ車が売れるわけだと納得してしまいますよ」(先代ノアオーナー・Nさん)

 実際に今回の運転支援システムの進化は驚くレベルで、ミリ波レーダーとカメラの検知能力が大きく向上され、事故を回避できる確率も大幅に上がりそうです。

 ただ、これだけ素晴らしい出来の新型ノアに買い換えるかというと、それはまた別の話だとNさんはいいます。ミニバンという、人を乗せることを前提としたクルマゆえの判断なのだとか。

「つい先日、モデル末期のノアに買い替えたというのもありますが、いま乗っているノアと比べても、ミニバンという多人数乗車などでの使い方は新型でも変わらないと思うんです。

 多少装備が古くなったり燃費が悪くても、クルマが壊れたりしない限りは当分乗るつもりです。

 これは多くのユーザーも同じ考えでしょうが、ミニバンは一度購入したら長く乗る人が多いと思いますよ」(先代ノアオーナー・Nさん)

 またNさんがディーラーの担当から聞いた話では、現状では納期がかなりかかるという情報もあるようです。

 少なくとも数か月先まで納車されない可能性もあると聞いて、先代モデルとはいえ新車を購入できた自分はラッキーだったと思っているそうです。

 新型ノアは先代モデルよりも価格が上昇しており、最上級グレードにフルにオプションを付けると、総額500万円近くにまでなってしまいます。

 収入が増えていない人が多い現状で、ミドルサイズのミニバンが高級ミニバン「アルファード」並みの車両価格にまで達してしまうとなると、新車ではなく中古車を乗り継いでいく人も増えそうです。

「ひと昔前のミニバンはコミコミでも300万円しませんでした。庶民的なモデルだからこそ、もう少し庶民の実情に見合った価格設定にしてくれれば嬉しいですよね」(先代ノアオーナー・Nさん)

※ ※ ※

 大幅に進化を遂げた新型ノアヴォクですが、現在の新型車のモデルチェンジサイクルを考えると、もしかしたらこの世代が最後のガソリン車・ハイブリッド車になる可能性もあります。

 そう考えると、今回の飛び抜けた進化は、2030年近くまでこのモデルを販売していくトヨタなりの戦略といえるのかもしれません。

トヨタ ノア
トヨタ ノア
  • 新車販売価格:267.0~389.0万円
ボディタイプ
ミニバン
販売年月
2022年1月~生産中
トヨタ ヴォクシー
トヨタ ヴォクシー
  • 新車販売価格:309.0~396.0万円
ボディタイプ
ミニバン
販売年月
2022年1月~生産中

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1件のコメント

  1. ノアが全車3ナンバーになったことで
    3ナンバー限定車というアイデンティティを失って
    もはやノアとガワ以外なんの違いもなくなり
    エンブレムの配置が酷くなったヴォクシーは失敗だろ

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