前輪駆動車は運転が楽しくないってホント? 優れたハンドリングを実現した画期的なFF車3選
現在、多くのクルマは駆動方式に前輪駆動(FF)を採用しています。しかし「FFは運転が楽しくない」という人がいますが、本当にそうなのでしょうか。そこで、楽しいドライビングを実現した画期的なFF車を紹介します。
フロントにエンジンを搭載し、前輪を駆動・操舵するのがFF車
前輪駆動車(FF)は、重量物であるエンジンとトランスミッションを前輪車軸の前に搭載し、さらに前輪で駆動しつつ前輪で操舵する駆動方式です。
前輪に大きな車重と負担がかかり、そのため、ゆっくりと発車するときには駆動輪である前輪が空転しづらく、滑りやすい道の発進でもスリップしづらいという利点があります。
また、ハンドルを切った方向に駆動していくために、ある程度の車速までは操舵に応じてクルマの方向が変わっていきます。
しかし、急発進時をすればするほど、車重が前輪側から後輪側へと移動するために前輪を地面に押さえつける力が減少し、前輪が空転しやすくなります。
また、タイヤが出来る仕事量は決まっており、前輪が横滑りをしてコーナーの外側にふくらんでしまう「アンダーステア」が出やすくなったり、クルマがコーナーの内側に巻き込むように曲がる「タックイン」という現象が起こったりもします。
このような特性により、「FF車はコーナーが苦手」とされていましたが、なかにはFFの評価を一転させた運転が楽しいクルマがありました。
アンダーステアの度合いが小さく、ドライバーの意のままにコーナーを曲がれるようになった画期的なFF車にはどのようなモデルがあるのでしょうか。3台ピックアップして紹介します。
●ホンダ「インテグラ タイプR」
ホンダ「インテグラ」のDC1/2、DB6-9型は、1993年5月に3ドアクーペが、同年7月に4ドアハードトップが登場しました。
搭載されたエンジンのうちもっとも高出力の1.8リッターVTECエンジン(B18C型)は180ps/7600rpm 17.8kg・m/6200rpmの高回転高出力を誇り、登場当初から高性能クーペ、ハードトップとして注目されていました。
しかし、個性的なプロジェクターレンズによる4灯式ヘッドライトは好みが分かれたようで、日本国内モデルは1995年8月に異形二灯式ヘッドライトに変更されました。
このときに、エンジン、サスペンション、ボディにまで特別なチューニングを受けた「タイプR」グレードを設定しています。
とくにエンジンには、インテークマニホールドを作業員がひとつひとつ研磨するチューニング法などが採用され、性能は200ps/18.5kg・mまでアップされていました。
もともと評価が高かったハンドリングは、サスペンションとボディの強化によりさらに向上。
状況によっては後輪から滑り出すこともあるシャープなハンドリングで、これまでのFF車の常識を超えているとさえ評価されました。
もっとも、タイプRの高性能ぶりは乗用車としての快適性を犠牲にしたものであり、遮音材の省略による車内騒音の増加、サスペンション強化による乗り心地の悪化などがあったのも事実です。
しかし、タイプRは「FF車はファミリーカー向けの駆動レイアウト」とされていた常識を覆し、チューニングの思想は現在の「シビック タイプR」にもつながっているのですから、革命的なモデルだったといえます。
優れたハンドリングを実現した画期的なFF車と評しながら
ハンドリングやサスペンションについては何も語らず酷い選考理由ですね、
他にもハンドリングで好評だったFF車はあるし
サスペンションにこだわりを見せたFF車もあるのに
この3選にはそういった逸話も見えてこない
ただスポーツ性が印象的なFF車を選んだようにしか見えないが、
例えばスーパーストラットサス組んだセリカやレビン/トレノを選外にしたのはなぜ?
と問いたいね。
この時期のインテグラタイプRって直線番長でそれで気持ちいいものかね?
直線時はぶっちぎるがコーナーが続くと2ランク下の車でもすぐに追いつけるのだが…。
ホンダはリアドアのない正真正銘のFFクーペを蘇らせろ
自動車業界はただのリアドアのある後席が不便な偽物をクーペを言い張る習慣をやめろ