「東京オートサロン」2年前と何が変わった? コロナ禍の「リアル開催」で分かった工夫と結果

東京オートサロンが、幕張メッセで2年ぶりにリアル開催されました。コロナ禍直前の2020年と今年(2022年)で社会情勢が大きく変わりましたが、オートサロンは、何がどう変わったのでしょうか。

東京オートサロン、コロナ禍直前の前回と比べると?

「東京オートサロン2022」が2022年1月14日から16日までの3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で、各種感染対策をしっかりと講じたうえで開催されました。

 このイベントは1983年に「東京エキサイティングカーショー」として誕生し、1987年の第5回から「東京オートサロン」と名を改め、2022年で第40回を迎えるカスタムカーの祭典です。

 2021年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でオンラインのみとなったため、今回は2年ぶりのリアル会場での開催となりました。

東京オートサロン2022で発表された日産新型「フェアレディZ」(日本仕様)
東京オートサロン2022で発表された日産新型「フェアレディZ」(日本仕様)

 2年前(2020年)と今回では、どのような変化があったのでしょうか。まずは数字で比較してみましょう(カッコ内は2020年の数字)。

●出展者数:366社(438社)
●出展車両台数:712台(800台)
●ブース総数:3318小間(4242小間)
●来場者数
・14日(金):2万4934人(1日目:8万940人)※メディア・業界関係者を対象としたビジネスデイ
・15日(土):5万3771人(2日目:12万6942人)
・16日(日):4万8164人(3日目:12万8171人)
・3日間合計:12万6869人(33万6060人)

 なお、2021年は年末年始を挟んだ約3週間前(2020年12月23日)に中止が公式発表されたこともあり、2021年用に製作したクルマを今回展示した、という出展者も多くいました。

 コロナ禍直前の2020年とコロナ禍が続く2022年で、さまざまなシーンに変化がありました。どのような変化だったのでしょうか。具体的に紹介したいと思います。

チケットも入場も「コロナ禍」に対応

●チケットは予約制に
 チケットは完全事前予約制になりました。スマートフォンやPCでのみ購入可能で、招待券や報道関係者向けメディアパス含めすべてデジタルチケットとなりました。スマホを持っていない場合は、PCから購入し印刷したチケットを持参すれば入場が可能でした。

 また、一般公開日のチケット代金が、2020年は前売2000円・当日2500円でしたが、今年は一律3000円に値上げされました。

●入場が「コロナ禍」対応に
 土曜、日曜とも例年通り開場前には長い列ができていました。しかし、その列も(筆者の印象ですが)今年は半分程度の待ち時間だったのではないかと思われます。

 入場は、来場者が接触確認アプリ(COCOA)をスマホにダウンロードし、さらに千葉市コロナ追跡サービスを登録しているかを係員が一人ずつチェックし、確認が終わると荷物検査を経てデジタルチケットを提示するという流れでした。

●プレスデー
 例年金曜が報道関係のプレスデーでその後も土日に取材活動ができましたが、今年はプレスパスの発行は金曜のみ。そのため筆者も土曜はチケット(3000円)を購入し、日曜は知人から招待券をいただき入場しました。

 しかし、記事を書いたり写真を整理したり取材に必要なデバイスを充電したりするために使うメディアセンターは、開設が金曜のみだったため、これが個人的に一番不便でつらい変化でした。

●駐車場がすいていた
 例年、オートサロンの開催期間中は、幕張メッセを含めて、県営第一・第二、ワールドビジネスガーデンなどの駐車場も大混雑します。

 しかし今年は、土曜も日曜も午前中であっても満車はごく一部で、周辺の駐車場はほぼどこも「空車」のサインがついていました。いつも駐車に苦労するので、これはとてもありがたい変化でした。

●再入場不可に
 これまではチケットの半券を見せるなどすれば当日の再入場が可能でしたが、今年は再入場不可となりました。

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