ホンダ新型「ステップワゴン」初公開! 7年ぶり刷新で新仕様「エアー」設定 「脱乗り物酔い」掲げ今春発売

2022年1月7日にホンダは新型「ステップワゴン」を初公開しました。発売は2022年の春を予定しています。2タイプを設定し、異なる世界観を表現したといいますが、どんな内外装で登場するのでしょうか。

新型「ステップワゴン」2022年春発売!

 ホンダは、7年ぶりに全面刷新する新型「ステップワゴン」を2022年1月7日に初公開しました。
 
 6代目となる新型ステップワゴンは、どのような特徴を持つ内外装が採用されたのでしょうか。

ホンダ新型「ステップワゴン」と開発責任者の蟻坂 篤史(ありさか あつし)氏
ホンダ新型「ステップワゴン」と開発責任者の蟻坂 篤史(ありさか あつし)氏

 ステップワゴンは、初代モデルが1996年5月8日に発売されました。現行型は2015年4月24日に発売された5代目で、カスタム仕様の「ステップワゴンスパーダ」と標準仕様(ステップワゴン)が設定されています。

 6代目となる新型ステップワゴンはカスタム仕様のステップワゴンスパーダは継続された一方、標準仕様を改め新たに「ステップワゴンエアー」という名称となり、世界観の異なる2タイプを設定して登場しました。

 外観は、従来に対してベルトラインを上げたことでボディの分厚さが伝わるデザインを採用。見た目から安心感が伝わる表現が用いられています。

 2タイプそれぞれの特徴として、ステップワゴンスパーダはリアに向けて伸びやかな流れをイメージできる造形としながら、重厚なフロントグリルやボディ下端を囲むダーククロムメッキモールを配したことで、力強く品格ある佇まいを表現。

 一方ステップワゴンエアーはクリーンでシンプルなデザインとしながらも、細いメッキモールをさりげなく用いたことで上質感も演出しています。

 新型ステップワゴンの内装は、自分の家にいるような居心地の良さと、新たな使いかたを見つけられる自由な空間を目指して開発されました。

 またミニバンの新たな価値として「乗り物酔いしにくいクルマ」を目指し、水平基調かつノイズレスなデザインを採用。乗る人の視野を安定させ、乗り物酔いを起こしにくくすることに貢献しています。

 シート表皮には全タイプ共通で「FABTECT(ファブテクト)」を採用。撥水撥油加工が施されたことで掃除がしやすく、清潔な空間を保つことが可能です。

 さらに、新型ステップワゴンでは乗る人が自由に居場所を選べるシートアレンジを採用。2列目シートは前後へのロングスライドだけでなく、左右にもスライドできる構造としました。

 3列目シートは着座位置を高くしたほか、前方のシート形状を工夫したことで開放的な視界を実現。床下収納機構はそのまま、クッションの厚みも増したことで3列目シートでも快適な乗り心地を実現します。

 内装色について、ステップワゴンスパーダは、ダークトーンのカラーを用いてスタイリシュかつ上質な空間を演出。一方、ステップワゴンエアーは温かみのあるカラーを用いたことで、乗員に明るいリビングのような安心感を与えます。

ホンダ新型「ステップワゴン」
ホンダ新型「ステップワゴン」

 開発責任者の蟻坂 篤史(ありさか あつし)氏は、新型ステップワゴンについて次のようにコメントしています。

「厳しい社会的要因が多いこの時代、『家族といるときがいちばん安心できる』『子どもに安心な信頼できるモノを選びたい』といった声が多く聞かれます。

 一方、共働きの過程が増えたことなどによって、『子どもと過ごす時間をもっとつくりたい』『自分の時間も大切』など、自由や開放感を求める声も聞かれます。

 家族のためにしてあげたいこと、そして自分のためにしたいこと、それらさまざまな目的に応え、暮らしをより豊かにできるアイテムをつくりたいと考えました」

※ ※ ※

 新型ステップワゴンは2022年春に発表・発売が予定されています。

ホンダ・ステップワゴン のカタログ情報を見る

【画像】カクつきボディで存在感強調!? ホンダが新型「ステップワゴン」を初公開! 実車を画像で見る (46枚)

まさか自分のクルマが… 高級外車のような超高音質にできるとっておきの方法を見る!

画像ギャラリー

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

22件のコメント

  1. 色々と良くなってるけど、エクステリアは好みが分かれそう。
    現行スパーダのがカッコいいかな。
    ワクワクがオプションでも無いのが寂しいね。使えばすごく便利なのに勿体ない。

  2. あーあ、やっちゃったね、ホンダ。
    Airの方なんて大失敗作 That's のテイスト。
    シンプルで美しいのは受けるが、
    シンプルでそっけない貧相なのは
    投資に見合った満足が無いんで受けないよ。
    これでまた一層、ホンダのN-Box 1本足体制が
    進行したね。

  3. わくわくゲートがないなら、買い替える必要なくなったね、
    他社も収納3列目シートやるらしいから、優位性が無くなったんで、
    残念ながら他社に移動してもいいよってことかしら?

    どうしちゃったんだ本田さん?

    • 今までステップワゴンに乗ってないのに偉そうなコメ主

  4. オラオラ顔でなく、あまりごちゃごちゃしてないデザインが良いですね。ノーマルの方がよりスッキリしていて好みです。ホンダ車は所有した事ないですが、レジャー用に買うのありですね。早速デイーラーに行ってみます。

  5. かっこ悪い。ダサい。なにが売れるかまったく理解していない。
    バカが企画した結末。

    • 馬鹿にばかと批判される覚えはねえよ。

  6. 70ノアとC26セレナの合いの子みたい。

  7. これまでホンダ車得意じゃなかったけど今回のステップでかなり好きになった!
    最近の車に多い無駄に大口開けたデザインじゃないし、ワクワクじゃなくしたことでリアもかなりスッキリしてていい感じ。
    車好き(笑)には受けないかもだけどコレからのホンダはこの路線で行って、引き算の美しさを伝えて欲しい!

  8. いい加減、ホンダ顔路線やめろよ。
    ホンダ顔路線にしてから何車種ダメにした?
    基本は見てくれ重視なんだから、見た目攻めないと社員しか買わないぞ?

  9. いや、これは良いデザインだと思う。
    性能に関わらない無駄なデザインの排除はワーゲンの思想に通ずる。
    このデザインは分かる人には評価されるはず。

    • お目が高い!私も同感なんです。

  10. 自分的には新型ヴォクシーがオラオラ顔が強くなりすぎた気がするので、こちらに惹かれますね
    ノアかこちらか買い換えを悩むな~

  11. 全体的なエクステリアは現行の方がカッコイイのと、とにかくわくわくゲート便利でその点でも今のモデルを
    買っておいて良かったなという印象です。メーターの表示がカッコ良くなっている点、電動サイドブレーキの位置が
    高くなり操作しやすそうな所以外は個人的には好みではないです。

  12. 原点回帰って感じのデザインで安心しました。
    初代、2代のデザインが1番車内が広い感じもしますしね。
    やっとホンダステップワゴンが帰ってきた感じで嬉しいです。エリシオンサイズも復活させて、アルファードに負けないデカさと威圧感出して欲しいです!
    頑張れホンダ!

  13. 初代のステップワゴンの理念に似ているデザインです。
    縦型テールランプもいいです。フルフラットの座席もよし。
    キャンプ三昧出来ます。
    自転車も余裕で乗ります。
    原点回帰、これは買いですな。

  14. ださいなー。買う選択肢を考える上でデザインも大事ですよ!

  15. 第一印象は、NISSANのキューブの兄弟車かと思った。
    3DCAD使えますーの若手デザイナーが上司の指示に沿って机にかじり付き練り上げましたーの作品であることが丸分かりの傑作です。
    デザイナーの発想をクレーモデルにしてレビューしながら仕上げていったら面白いものができると思うのだが残念。

  16. クルマとして、
    かっこ良いか悪いかはともかく
    モノとしては立体感があり風景に溶け込まず存在感のあるデザインかと思います。
    ある意味、モノとして映える事を意識して狙った外観なんじゃないかと感じました。

  17. ホンダ特有の剛性の悪さが見た目からも分かるペラペラな感じ。
    昔はこれで良かったかもしれないが、今はダメ。
    デザインは第1世代に原点復帰した感じはいいが、安っぽさを感じてしまう。

  18. まさに原点回帰という言葉が相応しいフルチェンジだと思います。
    こう言うモデルの選択肢が欲しかったと言うものに対しての結論かなと。
    「安い方の標準仕様」とせず、エアーとして選択肢の一つに昇華させたのも、カスタムモデル至上主義に待ったをかける一石を投じることになるかもしれませんね。スパーダとの価格差も無くなれば尚よしです。
    スパーダに関してはもっとオラオラさせてより差別化を図ってもよいくらい、今回は大人しめに感じました。欲を言えばここに第三の選択肢として、最低地上高を上げたクロスターを加えても良かったと思います。

    個人的にはオプションでも良いので、わくわくゲートは何とかして残してほしかったです。
    プラットフォームはキャリーオーバーのようなので、走行性能には期待していますが、e:HEVでもAWDモデルが選べるかどうかが気になるところです。

  19. わくわくゲートがあまり利便性を訴求出来ず
    重くデカすぎたせいもありやめた分という訳でもないのかもしれないが、
    画像で見る限り左右スライドドアの開口幅はかなり広そうで使い勝手良さそうですね、
    その点ではトヨタ ノア&ボクは現行とたいして変わって無いみたいなので
    ステップワゴンの圧勝だと見ました。
    まあセールス力でトヨタの方が売れるんでしょうけど…

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー