スバル「XV」は都会派だけど悪路もイケる!? 誕生10周年を迎えたクロスオーバーSUVの魅力とは
2021年12月にスバル「XV」の一部改良がおこなわれるとともに、10周年記念の特別仕様車が設定されます。そこで、現行モデルの魅力を改めてチェックしてみました。
生誕10年を迎えた「スバル XV」
スバルのクロスオーバーSUV3兄弟の末っ子となる「XV」の一部改良モデル(F型)が2021年12月16日に発表されました。
その内容は「ファブリックシート&シートヒーター」の組み合わせが選択可能になったことと、1.6リッターエンジン搭載車に「サファイアブルーパール」が新規設定されたこと、そして、(スバルXVとして)発売10周年を記念した特別仕様車「アドバンス スタイルエディション」の追加です。
ちなみにXVの遠いご先祖さまといえば、1995年に初代「インプレッサ スポーツワゴンWRX」をベースにした「グラベルEX」です。
コンセプトは悪くなかったものの時期尚早で、生産台数は僅か1313台という結果に終わったのですが、時を超えてXVがスバルのビジネスに大きく貢献する強力な武器となるとは、当時の企画担当者も驚きでしょう。
そこで今回は改めてXVの魅力について紹介していきます。
先代モデルはインプレッサの販売が伸び悩む欧州や中国からリクエストを受けて開発されたといいますが、蓋を開けるとクロスオーバーSUVブームも相まって世界的にヒット。
XVはベースとなった「インプレッサ」を超える販売台数を記録して、ニッチモデルから基幹モデルへと一気に昇格し、現行モデルは「インプレッサありきのXV」ではなく「XVありきのインプレッサ」として開発されました。
200mmの最低地上高を確保しつつ、外観はボディの下回りをカバーするクラッディング処理、さらには専用のグリル/バンパーなどにより、XVはSUVらしい力強さと安定感を演出しています。
よくいえばプレーン、悪くいえば無機質なインプレッサに対して、XVは“華”があるデザインです。
もともと、スバルは時代に左右されない「ロングライフデザイン」が特徴としており、XVはモデルライフ後半のモデルですが、最新のライバルと比べても負けていないと思います。
内装は、外観ほどインプレッサとの違いはありませんが、ステッチやワンポイントなどで差別化。
機能的な操作系にカジュアルだけど子共っぽさを感じさせないさり気ない“らしさ”は、華より実を取るスバルらしい部分かもしれません。
10周年記念車のダーク系のインテリアカラーにイエローステッチのワンポイントは、スバルらしからぬセンスの良さ。
ただ、ステアリングスイッチの多さ(ブラインドタッチしにくい)や情報過多な表示系(とくにセンターモニター)などは時代を感じるところもあります。
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