スズキ「ジムニートラック」がスゴい! 違和感ゼロな荷台採用で軽トラ代わり! 世界でトラック化されるワケ

ジムニートラックは世界で多様な進化を遂げている?

 農業が盛んな地域では、ほかにもピックアップ化したジムニーが販売されています。

 ニュージーランドのスズキディーラーを展開している、カウパートラックが造った現行ジムニーシエラ(JB74)ベースのピックアップトラックは完成度が高い1台です。

 シエラの後部をきれいにカットし、シングルキャブ状態に変更。レインガーターまできれいに処理されています。

 ホイールベースは8インチ延長されており、これによって実用的な荷台を載せることが可能です。

日本でトラック化されるジムニーピックアップ「ジムトラ23」は白の4ナンバー
日本でトラック化されるジムニーピックアップ「ジムトラ23」は白の4ナンバー

 ちなみに、ジムニーのピックアップ化は日本でもおこなわれています。熊本にあるネオスチールや、浜松のコーヘイファクトリーは、3代目(JB23)ベースの“軽トラ”を造っています。

 ネオスチールのジムニーピックアップは、典型的な農業仕様。地元の農家の方から“カッコいいクルマで農業をしたい”という要望から生まれた1台です。

 一方、コーヘイファクトリーのジムニートラックは、かつての名車スズキ「マーティボーイ」を彷彿させるデザイン。実用車というよりは、ファッションで乗りたい1台に仕上がっています。

 オートサロンに出展されたジムニーピックアップが“夢物語”だったとしても、世界のユーザーからニーズは確実にあります。

 5ドアやソフトトップの計画もあるという現行型ジムニーですが、もしピックアップが登場したら、日本でもある程度の需要は見込めそうです。むしろ現状の積載力を考えれば、アウトドア派にはピックアップトラックのほうが喜ばれるかもしれません。

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Writer: 山崎友貴

自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。

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