1番人気は約319万円仕様!? トヨタ新型SUV「カロクロ」に求められる年収条件は? 若年層でも手が届く方法とは
341万円のカローラクロス、購入には年収700万円以上は必須?
では、およそ341万円のカローラクロスですが、年収としてはいくらが求められるのでしょうか。
一般的にいわれることの多い「クルマの価格は年収の50%」と基準とすれば、680万円以上は必要です。
しかし、国税庁が公表する2021年の「民間給与実態統計調査」によると、平均給与がもっとも高い、勤続年数30年から34年の層での男女平均年収は662万円となっています。
この層では、男性の平均年収が743万円となっているため、年収680万円は現実的に達せないものではなく、カローラクロスを購入できる人は少なくないことがうかがえます。
一方で、平均年収は年齢とともに増加傾向にあるため、若い世代にはカローラクロスの購入が難しいとも捉えられます。
では、ローンを利用して購入した場合ではどうでしょうか。
実質年率7.8%の頭金なしで計算すると、36回払いでは10万3700円、60回払いでは6万7000円を月々支払うことになります。
例えば、月収の手取り20%をクルマの費用に充てられると考えると、36回払いでは月収およそ52万円、60回払いでは月収およそ35万円が求められます。
これを年収に置き換えると、36回払いの人は約640万円、60回払いの人は約435万円の年収がボーダーラインとなるでしょう。
さらに、新車購入の方法としては残価設定型ローンも選択肢として考えられます。
実質年率5.8%の頭金なしを想定すると、月々の支払いは36回払いで5万9000円、60回払いで4万7500円です。
前述のローン同様に、最低限の月収を算出すると、36回払いでは約30万円、60回払いでは約25万円となります。
また、それにともなって年収は36回払いで約380万円、60回払いで約320万円が必要です。
※ ※ ※
前出の国税庁の調査では、勤続年数1年から4年の人の平均年収は315万円となっており、60回払いの残価設定ローンを利用すれば、購入も不可能ではありません。
例えば新卒の社会人など、まだ年収がさほど高くない場合では、ガソリン代や駐車場代などを考慮すると、残価設定ローンを利用してクルマを購入するのが良いかもしれません。
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