何が違うの? 日産「ノート」と「オーラ」はソックリ!ユーザーが購入する決め手はナニ?

日産を代表するコンパクトカーのひとつ「ノート」は、オーテックやニスモのほかに、「ノート オーラ」という高級志向の派生車も存在。ユーザーはどのように立ち位置を考えているのでしょうか。

「オーラ」は「ノート」のグレードのひとつ?

 2005年に初代が登場した「ノート」は、日産車のなかでも人気のあるコンパクトカーのひとつです。

 2020年末には3代目が発売され、それに合わせてさまざまな派生車がラインナップされました。

 ユーザーはどのような部分で違いを理解し、購入検討しているのでしょうか。

左:日産新型「ノートオーラ」/右:日産「ノート」
左:日産新型「ノートオーラ」/右:日産「ノート」

 ノートには、歴代モデルでガソリン車/ハイブリッド車(e-POWER)といったパワートレインの違いのほかに、標準とは異なるカスタムを展開する「AUTECH(オーテック)」やモータースポーツのDNAを盛り込んだ「NISMO(ニスモ)」といった派生車も存在。
 
 さらに、現行となる3代目の登場後となる2021年8月17日には、高級感志向なプレミアムコンパクトカーとして「ノート オーラ(以下、オーラ)」が発売され、ノートとの違いや位置づけに注目が集まりました。

 オーラは「ノート」と名がつくものの、公式サイトなどでは、「ノート オーラ」や「オーラ」、「オーラe-POWER」など名称が統一されておらず、テレビCMでも「ノート オーラ」ではなく、「オーラ」として宣伝されています。

 このように、オーラの立ち位置はあいまいな部分も多く、発売当初はネット上でも「オーラはノートのグレードのひとつなの?」「オーラとノートは別のモデル?見た目は似てるけど…」など、その位置づけに戸惑う声もありました。

 オーラについて、都内の日産販売店の担当者は「別のモデルとして扱っています」といいます。

 実際に、ノートとオーラでは次のような違いがあります。

 ボディサイズで比べると、ノートは全長4045mm×全幅1695mm×全高1505mmに対して、オーラは全長4045mm×全幅1735mm×全高1525mmと、オーラのほうが全幅が拡大。

 実際に、オーラは「それは、上質をまとったコンパクト」というキャッチコピーが掲げられています。

 販売店の担当者も「オーラは高級感をセールスポイントにしており、静粛性やインテリアの材質、快適性能に特長がある」と説明するように、内装の質感はノートと比べてより上質なものに仕上げられています。

 また、オーラの運転席・助手席シートには、BOSEと日産が共同開発した「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」を採用。

 これは、コンパクトカーでは初の試みであり、各音域を生で聴いているかのように感じられる上質なサウンドシステムとなっています。

 さらにオーラは、人間工学に基づいて疲労が軽減するように設計された「ゼログラビティシート」を全席に搭載。クルマでの長時間移動のストレスを和らげます。

 また、オーラとノートではターゲット層も異なります。

 ノートが、将来的にSUV、ミニバンなど、コンパクトカーであるノートよりもサイズの大きいクルマへの乗り換えを目指す「アップサイザー」をターゲットにしています。

 対して、オーラは、大きいクルマから小さいクルマへの乗り換えを検討している「ダウンサイザー」をターゲットにしているといいます。

 つまり、コストパフォーマンスの良いコンパクトカーを求めるのがノートユーザーで、上質感はそのままで取り回しの良いサイズのクルマを求めるのがオーラユーザーとなるのです。

 しかし実際には、共通する部分も多いことから、 「ノートとオーラで迷うお客しまは多数いる」と販売店の担当者は話します。

 また、カタログ燃費(WLTCモード)を見比べてみると、ノートは28.4km/Lから29.5km/Lであるのに対して、オーラは22.7km/Lから27.2km/Lとなっており、車重の差もあることからノートのほうが燃費は良いようです。

 そのため、「最終的には、クルマに燃費やコストパフォーマンスの良さをより求めるか、それだけでなく上質さをも求めるかといった部分を決め手にする人が多いようです」と販売店担当者は話します。

※ ※ ※

 かつては、上質なクルマはボディサイズが大きくなることが一般的でしたが、近年では取り回しや燃費性能の良いコンパクトカーに上質さを求めるユーザーも増えています。

 オーラはそうした現代的なユーザーの声をとりいれた1台だといえそうです。

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コメント

2件のコメント

  1. 結局は日産が、
    国内生産ラインをノート系に一本化に絞ることで
    生産効率上の利益率を上げておきたい、
    そして海外生産車は輸送コスト増や国内生産切替の手間を嫌い販売しない。
    ゴーン世代からの誤ったコスト削減主義、利益優先地域分別緊縮販売意識から
    脱却出来ていないどころか
    むしろ悪化の一途をたどった末、
    顧客の事など顧みず自社都合で描いた販売プランに則った
    苦肉のノート派生車乱立でしょう。

    • 日本にはトヨタがいれば良い。EVはテスラがやれば良い。顧客を見捨てた日産の車を誰が買うのか。日本から出ていけ