突然の「冬用タイヤ規制」どうする? 発令時は冬用タイヤ以外はNG? 高速道路で注意すべきコトとは

「オールシーズンタイヤ」の落とし穴に注意

 最近のカー用品店では、スタッドレスタイヤと並んで、全天候タイヤといわれる「オールシーズンタイヤ」も販売されています。

 オールシーズンタイヤは、その名の通り、1年中交換不要なタイヤに感じる人もいるかもしれませんが、実際には冬用タイヤ規制に対応していないものも存在。

 冬用タイヤ規制の際にも使用できるものとしては「スノーフレークマーク」が刻印されています。

 スノーフレークマークは、山のなかに雪の結晶がデザインされたようなマークで、タイヤのゴムの側面に表示されていることが一般的です。

オールシーズンタイヤに表記される真ん中の山型の「スノーフレークマーク」
オールシーズンタイヤに表記される真ん中の山型の「スノーフレークマーク」

 スノーフレークマークがついているタイヤは、前述のように積雪・凍結路面での走行性能が認められたタイヤとなっており、これは「米国試験材料協会」の基準に照らし合わせ、そのタイヤの雪道での走行安全性が測られた証です。

 ただし、スノーフレークマークでも、実質、走行できるのは2cmから3cmほどの積雪とされており、それ以上の降雪となった場合に使用することは危険です。

 オールシーズンタイヤはあくまでも雪がめったに降らない地域において、応急的に浅い雪道を走行できるものであると認識しましょう。

※ ※ ※

 冬本番になれば、降雪地だけでなく都心部でも積雪が予想されます。そうした場合にも対処出来るようにクルマの冬支度をしておくことが大切です。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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