日本で4人目の「マセラティ・マスターテクニシャン」誕生

イタリアの高級車メーカー「マセラティ」。その「マセラティ・マスターテクニシャン」の称号を、日本人が得ました。

世界10カ国から25人が受験

 イタリアの高級車メーカー「マセラティ」が開催した「第3回マセラティ・マスターテクニシャン試験」において2015年10月14日(水)、日本から参加したメカニック担当の原邦彦さんが、新たに「マセラティ・マスターテクニシャン」の認定を取得しました。

 マセラティは「顧客が満足するサービスを提供する」という理念のもと、テクニカルトレーニングに力を入れ、優秀なメカニックの育成に努めているとのこと。その集大成ともいえる取り組みが、この「マセラティ・マスターテクニシャン」の認定です。集合教育、現場教育、通信教育を経て、学科と実技からなる資格試験を実施し、その最上位の資格に合格したメカニックにのみ、「マセラティ・マスターテクニシャン」の称号が与えられるそうです。

 今回の試験では、およそ70カ国のマーケットから10カ国25人がオンラインでの学科試験を受け、一次試験の合格者がイタリア・モデナにあるマセラティ本社での実技試験に臨みました。

 一次試験を経て、最終試験に残ったのは6カ国12名。このうち11人が合格し、そのなかの1人がマセラティ板橋の原邦彦さんです。

 これにより国内の「マセラティ・マスターテクニシャン」は、マセラティ横浜の齊藤学さん、マセラティ名古屋の田中義則さん、マセラティ福岡の池田博之さんに加え4人となりました。

【了】
提供:乗りものニュース

Writer: 大西紀江(ライター/編集者)

静岡・伊豆出身のライター、編集者。乗りものオタクの総本山ともいうべき某出版社の編集を経て、フリーランスに。以来、自動車を中心に模型から時計まで、幅広く執筆&編集を手掛ける。象の調教師の免許あり。

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