全長5m超えのトヨタ「タコマ」なぜ人気? 16年連続で販売1位! 最強「どこでもキャンプ」仕様をお披露目!
トヨタが北米で販売するピックアップトラックの「タコマ」は、16年連続で販売No.1を記録していす。競合他社からライバルが多く登場するなかで、売れ続けているタコマとはどんなクルマなのでしょうか。
北米で人気のトヨタ「タコマ」 16年連続クラストップの販売!
トヨタの北米向けピックアップトラック「タコマ」。
北米市場では、ミッドサイズ部門で16年連続の販売No.1を記録しています。
ライバルが多いなかで、売れ続けているタコマとはどのような特徴のあるクルマなのでしょうか。
タコマは、トヨタ「ハイラックス」の北米仕様という位置づけで1995年に発売されました。
なお、タコマとはアメリカ・ワシントン州にある都市の名称で古くから港町として栄え、日系人も多く住む北米有数の港湾都市です。
2005年発売の第2世代からは、新興国向けとなったハイラックスとは別のタコマ独自のプラットフォームを採用しています。
現行モデルは2015年発売の第3世代となりますが、ボディサイズは全長5392mm-5728mm×全幅1890mm-1910mm×全高1793mmと、兄貴分のトヨタ「タンドラ」より一回り小さく北米ではミッドサイズトラックのカテゴリーに入ります。
ミッドサイズといっても車重はすべてのモデルで2トンを超えており、全長はダブルキャブショートベッドで5392mm、同ロングベッドで5728mmもある堂々サイズです。
搭載エンジンは2.7リッター直列4気筒(159hp、180lb-ft)と3.5リッターV型6気筒(278hp、265lb-ft)の2種類。
グレードはSR/SR5/TRD Sport/TRD Off-Road/TRD Pro/Limitedの6種です。
専用設計となった2005年以降、16年連続アメリカでもっとも売れているピックアップトラックとなりますが、その実績はコロナ禍でも揺るぎませんでした。
コロナ禍以降、フォード「Fシリーズ」やダッジ「ラム」などのビッグ3をはじめ、日産「フロンティア」、ホンダ「リッジライン」など日本ブランドが販売台数を大幅に落とすなか、タコマの北米での売り上げは2020年と2021年の第3四半期(7-9月)を比較すると、5万8290台から6万1305台と増加。
これは非常にレアなケースで、この増加には2020年と2021年におこなわれたモデルチェンジが功を奏したと考えられます。
2020年モデルではエクステリアのフェイスリフトに加えて、インテリアには新たにApple CarPlay、Android Auto、Amazonアレクサ機能が追加されました。
SR5グレードより上のグレードにはパワーシート(運転席)が標準装備され、上位グレードのリミテッド(ダブルキャブ)には、トラックの周辺を360度映し出す新型のパノラマビューモニターが備わっています。
また、2021年1月には約4.3cm車高が上がるTRDリフトキットがディーラーオプション(2020年モデル以降が対象)として設定されました。
キットには、TRDレッドダストブーツと「Tuned by TRD」のグラフィックを装備したビルシュタイン製ショックが含まれます。
2022年モデルのTRDプロは、ホイールやフォグランプの意匠が変わったほか、サスペンションリフトがさらに高まっており、オフロードパフォーマンスが一段と向上するなど、多岐にわたる改良がおこなわれました。
ハイラックスが5m以下であるかのように騙そうとする悪質なタイトル