新型「レンジローバー」世界初公開 !ラグジュアリーSUVがついにフルモデルチェンジ
英国ランドローバーは2021年10月26日、5代目となる新型「レンジローバー」を世界初公開しました。
英国での車両価格は日本円で約1493万円から
英国ランドローバーは2021年10月26日、5代目となる新型「レンジローバー」を世界初公開しました。
レンジローバーは1970年の初代登場以来、50年にわたって常にラグジュアリーSUVの頂点に君臨し続ける4WDモデルで、今回は2013年に登場した4代目以来のフルモデルチェンジになります。
ボディは標準ロングホイールベース(SWB)とロングホイールベース(LWB)の2種類。SWBは全長5052mm、LWBは5252mmで、全幅は2047mm(ミラーを畳んだ状態)2209mm(ミラー含む)、全高1870mm、ホイールベースはSWBが2997mm、LWBが3197mmです。
新たにモジュラーアーキテクチャー「MLA-Flex」を採用。これにより俊敏なハンドリングから洗練された乗り心地まで、高級SUVに求められるすべての走りを実現しているといいます。
エクステリアのデザインは大きく変更、ランドローバーの意匠を現代的に解釈して、モダンさと洗練されたデザインになっているのが特徴です。それでいて空気抵抗係数(Cd値)は0.30と、プレミアムSUVのなかでもっとも低い数値となっています。
インテリアもモダンで直感的に操作が可能なデザインとなっています。Pivi Proインフォテイメントテクノロジーを採用し、13.1インチと史上最大のタッチスクリーンを備えています。これはフローティングスクリーンと呼ばれ、湾曲しているのが特徴です。インターフェイスはスマホのような操作感で、画面を押すと触感的にフィードバックがあり、ユーザーは画面を確認しなくても操作が可能になり、より直感的で安全な操作になります。
乗車定員は5名ですが、LWBには3列目シートモデルも用意され、7名乗車となります。
グレードは「SE」「HSE」「オートバイオグラフィー」で、5シーターモデルには「ファーストエディション」が用意されます。
搭載されるエンジンは3リッターV型6気筒ターボ+48Vマイルドハイブリッド(MHEV)の「P400」、4.4リッターV型8気筒スーパーチャージャーの「P530」、3リッターディーゼルターボ+MHEVで300馬力・650Nmを発生する「D300」、同様のエンジンで350馬力・700Nmを発生する「D350」と、ふたつのガソリン、ふたつのディーゼルを用意しています。
さらに「P440e」「P510e」というプラグインハイブリッド(PHEV)を設定。これはトータル105kWの電気モーターおよび38.2kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、最大100kmのEV走行を可能にしています。P510eの場合、0-100km/h加速は5.6秒というパフォーマンスを誇ります。
PHEVモデルのEV走行は最高140km/hでの走行が可能で、バッテリーはホイールベースの間のフロア下に巧みにパッケージングされるため、全地形対応の性能と車室内のスペースの両方の機能を損なわれないようになっています。
eホライゾンナビデータを使うことで、ハイブリッドシステムは旅先でのエネルギー使用量を最適化、電力で目的地に到着できると同時に、リゾート地などの低排出ゾーンでEV走行が可能なように最適化されます。
フルEVの新型「レンジローバーEV」は2024年に登場する予定です。
新型レンジローバーの英国での車両価格は、SWB「P400 SE」が9万8000ポンド(約1483万円)から、LWBの5人乗り「P400 オートバイオグラフィー」が12万500ポンド(約1892万円)から、LWBの7人乗り「P400 HSE」が10万9500ポンド(約1720万円)からとなっています。
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