歩きスマホで蛇行する歩行者は危険!道路の左右どちらを通るべき? 車と人で決められた通行方法とは
かつては歩行者も左側通行の時代があった?
一方で、かつての日本では、歩行者もクルマ同様に左側通行だったことがあるようです。
歩行者が左側通行だった理由には「武士同士の刀が触れ合わないように」「心臓が左にあるから本能的に左を避けている」など、ネット上では諸説が見られますが、その決定的な理由は未だ明らかにされていません。
ただし、日本の交通の歴史が記録されている道路交通政策史概観には、「戦後の昭和24年11月に、『人は右、車は左』の対面通行が実施されるまで、左側通行は我が国における道路交通の基本となった」と記されています。
第二次大戦後である1949年の日本は、GHQ(占領軍最高司令部)の指導のもとで新たな道路交通法を施行しており、その際に歩行者とクルマの対面通行が開始されました。
実は当初GHQからは、アメリカと同じように歩行者が左側、自動車が右側を求める声もあったといいます。
しかし、日本ですでに整っていた左側通行を変更することは莫大な費用と時間がかかるとして、歩行者が右側、クルマが左側になりました。
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現在の日本の交通には、戦後のGHQの介入した影響が反映されているといえますが、安全性を考慮するのは、世界共通の理念です。
クルマだけでなく、歩行者も道路を安全に利用する一員という意識を持って、交通ルールに則った行動をしましょう。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。













