使い勝手良し! 実はバカ売れしてる「コンパクトトールワゴン」って何が魅力?
トヨタ・ホンダ・スズキを代表するコンパクトトールワゴンとは
では、いま人気のコンパクトトールワゴンを3台紹介します。
●トヨタ「ルーミー」
前述のように、2021年上期の登録車販売ランキングで2位にランクンした「ルーミー」は、ダイハツ「トール」のOEM車。
もともとは、ルーミーと「タンク」というふたつのモデルが存在しましたが、2020年のマイナーチェンジでルーミーに一本化され、タンクのデザインを踏襲したグレードがルーミーに組み込まれました。
ルーミーは全長3700mm×全幅1670mm×全高1735mmと5ナンバー枠に収まるだけでなく、全長の短さもあって最小回転半径はわずか4.6m。軽からの乗り換えでも違和感が少ないこともヒットの要因のひとつかもしれません。
パワーユニットは69馬力の1リッター直3エンジンが主力で、カスタムモデルのG-T系には98馬力までパワーアップした同ターボを搭載。NAエンジン搭載車はFFと4WDが選択できます。
充実した安全装備も魅力となっており、マイナーチェンジで安全運転支援システム「スマアシ」がさらに進化し標準装備化されました。
●ホンダ「フリード」
「リッターカー以上ミニバン未満」の絶妙なポジションで人気モデルとなっているのがホンダ「フリード」です。2021年上半期の販売ランキングではホンダの登録車のなかではトップに君臨しています。
フリードは全長4295mm×全幅1695mm×全高1710mmと、サイズ的にも少し大きい印象がありますが、コンセプトはコンパクトトールワゴンそのもの。ホンダのミニバン「ステップワゴン」と比較して395mm(約40cm)も短い全長を持ちます。
それでいて3列シート7人乗りのフリードは、コンパクトでありながら多人数乗車にも対応。2列シート5人乗りの「フリード+」もラインナップしており、用途に合わせて選ぶことができるのもポイントです。
前述した2019年のマイナーチェンジでクロスオーバー風の「クロスター」も設定され、より一層選択肢が広がりました。
フリードおよびフリード+のパワーユニットは、1.5リッター直列4気筒エンジンと1.5リッターエンジン+モーターを採用したハイブリッドが設定され、どちらもFFと4WDが選択できます。
●スズキ「ソリオ」
スズキ「ソリオ」はまさにコンパクトトールワゴンの元祖ともいえるモデルです。軽トールワゴンのヒットモデル「ワゴンR」の大型版「ワゴンRワイド」の後継モデルがソリオで、現行モデルは2020年に4代目へと進化しました。
全長3790mm×全幅1645mm×全高1745mmのボディは、ワゴンR譲りの2BOXトールワゴンそのもの。
1.2リッターエンジン搭載モデルと、同エンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせたモデルで構成され、FFモデルは1000kgという軽量ボディであることも特徴です。
これによりマイルドハイブリッド搭載車は19.6km/L(WLTCモード)という低燃費を実現しました。
安全面でも抜かりなく、予防安全技術「スズキ セーフティサポート」をさらに進化させ、スズキのコンパクトカーとしては初のカラーヘッドアップディスプレイを採用。
またカスタムグレードとなる「ソリオ バンディット」は往年の「ワゴンRステイングレイ」をほうふつとさせる薄型の吊り上がりヘッドライトが迫力をプラスしています。
軽トールワゴンからの乗り換えはもちろん、一般的なコンパクトカーから乗り換えても満足できる完成度の高さを誇り、安定した人気モデルとなっています。
※ ※ ※
軽トールワゴンの弱点を克服したコンパクトトールワゴンは、コンパクトカー市場では定番ジャンルとなっています。
利便性の高さと運転のしやすさにより、毎日乗っても満足度できるコンパクトトールワゴン。その人気はますます高まっていきそうです。
多分車に詳しくない今の一般人の認識だと
「スライドドアがミニバンの定義で
3列シートは定義になんら関係のないもの」
トールワゴンのことをミニバンと呼んだり
軽トールワゴンを軽ミニバンと呼ぶ発言の多さが物語る
多分4代目オデッセイやマークXジオやエクシーガみたいな
3列シートだけどヒンジドアのミニバンを見せても
それをミニバンだとは思わないし気付かない
逆にもし全高が155cm以下で2列シート限定の
ステーションワゴン、ハッチバック型なのに
リヤドアがスライドドアになってる車を販売すれば
車に詳しくない一般人は車の購入候補の条件において
その車のことをミニバンとして扱おうとする