ホンダが「EVでもタイプR」を開発中!? 三部社長が語る今後のホンダ車はどうなる?

フラッグシップはセダンでなくても良い?

さらに三部社長はこう続けている。

「新しい技術というのは、最初はどうしてもコストが高くなってしまうので、それを投入できるフラッグシップを持っていなければ、普及・拡大という夢の実現が難しくなってしまう。

 レジェンドのようなセダンかどうかは別として、次世代のホンダのフラッグシップは必要だと思っています。必ずやりますよ」

 せっかく開発した自動運転レベル3搭載のレジェンドを、わずか100台で止めてしまうことに対する回答なんだろう。

 実際、安価なクルマにレベル3を搭載しても買う人がいない。

 商品として成り立たないことを意味します。当面の車種ラインナップを想定しても、レジェンドの後継モデルは無いようだ。アメリカか中国で作る電気自動車がそれに該当するのか。

ホンダが新たにEVスポーツカー「e:N GT Concept」を中国で発表した、果たして今後どうなるのか?
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 以上、具体的な内容一切無い。かろうじて2022年には「シビックタイプR」は導入されるがどうなるか。

 もしそれ以外の手頃な価格帯のスポーツモデルが存在するのなら、今からどのクラス&価格感を紹介してもいいと思う。

 また、現時点でホンダにそういった車種が存在しないため、買い控えされる心配ないですから。

 むしろ現在販売しているライバル車に流れてしまうユーザー達を引き留める効果だってあります。

 ということを考えると、三部社長の構想にあるだけで具体的な開発は進んでいないということなんだろう。

 今回出ている内容の大半が同じ流れだと思う。「三部社長は考えているけれど具体的な開発着手はしていない」です。

 新車の開発には時間掛かる。3年くらいは現在進められているモデルラインナップのままということかもしれません。

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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2件のコメント

  1. S660とNSXが廃止になってしまい
    インテグラがクーペを騙るまがい物の
    ただの5ドアハッチバックに落ちぶれた今

    ホンダにはリアドアのない2,3ドアの
    正真正銘のピュアスポーツカーが必要

  2. 「内燃機関が無くなる」とコロナ並に煽るけど無理なのはギョウカイ人なら誰でも承知のはず。欧州に商用ジムニー投入する訳であの手この手でEVを回避しなけりゃエコペテンと一緒に無理心中。中共ペェーさまの暴走で電池の行方は更に不透明。米国はマスゴミイチオシのバイデンインフレでガソリンも高騰。益々世の中面白いですね。

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