【地震後に車両盗難?】 鳴り響く誤報アラーム! 警報解除で盗難被害高まる?
愛車を守るなら信頼性のあるセキュリティを
また日産「スカイラインGT-R(BNR34型)」を所有している茨城県在住のBさんも同じ経験をしています。
「海外製セキュリティを使っていたときは、立体駐車場への駐車時や地震や雷などの振動があるときなども誤報がありました。住んでいる北関東は夏の時期には雷が非常に多い地域です。
以前住んでいた場所はゴルフ場の近くということもあって雷による誤報が多くあったように思います。
ただし、誤報が多くてもセキュリティ性能としては最高峰だと思っていたので特に不満はありませんでした。
今は国産セキュリティを主に使っていますが誤報は一回もありません。
逆にちゃんと作動するのか不安になるくらいですが、定期的に自宅ガレージのなかでセキュリティアラームが発報するかどうかを確かめているので問題は無いと思います。
日本の気候や地形等の特徴に合致させるにはやはり、日本のことをよく知っているメーカーが作るセキュリティが安心だと思います。
また、お世話になっているカーセキュリティショップさんに色々と細かくアドバイスを受けながらセキュリティの取付をしてもらっています。
年内にさらに1台セキュリティの導入予定もあるので、そちらも国産のものをつけようと考えています」
せっかく防犯性能が高いカーセキュリティを取り付けても、当然ですがアラームをオフにしていればその性能を発揮することはできません。
余震が続くときには、アラームを切らず誤報が出ても問題ない場所に一時的に移すか、予算があるなら誤報ゼロの国産セキュリティに付け替えるのも良いでしょう。
また、地震で誤報アラームを鳴らさないための対策としては「センサーバイパス」(センサーのみ休ませる)の使用をお勧めします。
中上級以上のカーセキュリティにはほぼついている機能で、このモードにすると、ドアやトランク、ボンネットのいずれかが開くか、イグニッションがONになった時以外は、無反応(アラームを鳴らさない)にすることが可能です。
この場合、セキュリティのアラームは鳴りませんが異常を知らせる通知が「アンサーバックリモコン」に送信されるのでリモコンの表示には常に注意を払う必要があります。
過去の事例からに震度5以上の強い地震が発生したあとは、1週間程度は余震が続く可能性もあるので注意が必要です。
とくに地震発生後2日から3日程度は、2016年4月の熊本地震がそうであったように最初の地震より大きな地震が発生することもあります。地震にも自動車盗難にもしばらくは気を付けましょう。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
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