ついにホンダ新型「シビックタイプR」お披露目!? 最速目指す開発車と先代タイプRと何が違う? 2022年導入へ
ホンダは、2022年に導入を予定している新型「シビックタイプR」の開発車両をお披露目しました。先代シビックタイプRとはどのような違いがあるのでしょうか。
もしかして、シビックタイプRの集大成となるか?
2021年10月4日にホンダは、SNSにて11代目となる新型「シビック」をベースとした新型「シビックタイプR(開発車両)」を先行公開しました。
今回、公開されたのはドイツ・ニュルブルクリンクにてテストをおこなうカモフラージュ柄の開発車両です。現時点で先代シビックタイプR(以下、タイプR)とどのような違いがあるのでしょうか。
10代目となるシビックをベースに開発された先代タイプRは、2017年に登場しました。
2020年には、マイナーチェンジならび特別仕様車「Limited Edition(リミテッド・エディション)」を発売しています。
先代タイプRは、「操る喜び」の提供を目指したモデルとして、革新的なスタイリングと個性の際立った走りにより、多くのユーザーから好評だったといいます。
マイナーチェンジでは、前後バンパーをよりスポーティさを際立たせたデザインに変更したほか、エンジンの冷却性能を向上させるなど、サーキットでの走行性能をさらに追求しました。
また、リミテッド・エディションは、タイプRの起源に立ち返り、車体の軽量化や専用装備によりピュアスポーツ性能をさらに追及したことで、軽さと速さを研ぎ澄ましたモデルです。
一方、今回お披露目された新型タイプRは、2021年にフルモデルチェンジした11代目シビックをベースにしています。
エクステリアにおいて先代タイプRでは、ツリ目風だったヘッドライトや左右の大きなロアグリルの形状などがスポーティさを強調していました。
新型タイプRではボディ全体がカモフラージュされていますが、先代同様に標準車とは異なるタイプR専用のフロントグリル、フロントバンパーを採用しており、全体的にスタイリッシュな印象です。
サイドでは、先代と新型ともに空力を意識したサイドスカートを装着しています。
足元では、先代タイプRがエッジの立ったデザインに加えて赤いアクセントが印象的なアルミホイールに赤いブレンボキャリパー、コンチネンタルタイヤを装着。
新型タイプRでは、角が取れたようなスポーティなホイールにミシュランタイヤ、ブレンボキャリパーを組み合わせていることが見て取れます。
リアでは、先代タイプRのバンパーに大きなメッシュグリルを配置したほか、リアウイングの翼端板が大きいこともあり、ボディ一体型のような印象がありました。
新型タイプRでも、タイプR専用と見られるリアバンパー、ディフューザー、リアウイング、センター3本出しマフラーを装着しています。
しかし、リアウイングの翼端板が小型化されたことや形状もシンプルなこともあり、どこか浮いている印象を受けます。
マフラーは、標準車ではバンパー内蔵となる左右2本出しを採用していますが、新型タイプRでは先代同様にセンター3本出しとなっています。
ただし、先代タイプRではマフラーエンドの径が「大・小・大」だったのに対して、新型では「小・大・小」に変更されています。
なお、今回お披露目された新型タイプRのカモフラージュ柄は歴代タイプRのシルエットや「R」のロゴが隠されており、遊び心が溢れたデザインとなっています。
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先代シビックシリーズは、セダンが埼玉県の寄居工場、ハッチバックとタイプRがイギリスのスウィンドン工場で生産されていましたが、新型シビックシリーズは寄居工場での生産です。
日本でのラインナップは、最初にハッチバック(ガソリン車)を導入。2022年にはハッチバック(ハイブリッド車)、そして前述のタイプRの導入が予定されています。
一方で海外では、米国でセダンとハッチバック(ガソリン車)が導入済みとなり、今後は高いパフォーマンスを持つ「Si」とタイプRが控えています。
また、中国では現時点でセダンのみの導入となるものの、東風ホンダでは新型シビック、広州ホンダでは新型「インテグラ」というふたつの名前で展開されることが明らかになっており、今後タイプRが導入されるかは未定です。
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