緊急事態宣言全解除も 高速道路の「休日割引」なぜ1か月休止延長? 11月以降どうなる?
NEXCO3社および本四高速、宮城県道路公社は高速道路における休日割引の適用除外を、2021年10月31日まで延長すると、9月28日に発表しました。9月30日に緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置が全面解除されましたが、なぜ休日割引の適応除外は延長となったのでしょうか。
高速道路における休日割引の適用除外は10月31日まで延長へ
2021年9月28日、NEXCO3社および本四高速、宮城県道路公社は高速道路における休日割引の適用除外を、10月31日まで延長することを発表しました。政府は、9月30日の期限で19都道府県に発出している緊急事態宣言および8県に適応しているまん延防止等重点措置が解除されましたが、なぜ休日割引の適応除外は延長となったのでしょうか。
休日割引の適応除外は、当初2021年春の大型連休期間にあたる4月29日から5月9日までの期間でおこなわれる予定でしたが、緊急事態宣言延長などにあわせて延長され、9月26日までとされていました。
その後、前述のとおり9月30日の期限満了をもって緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置が全面解除となりましたが、高速道路の休日割引に関して、前出の道路各社は「国土交通省からの依頼」を理由として、1か月間の適応除外延長を決めています。
国土交通省はなぜ、休日割引の適応除外延長を依頼したのでしょうか。国土交通省 道路局 高速道路課の担当者は、次のように説明します。
「道路各社に向けて、休日割引の適応除外延長を1か月を目処に延長するように国土交通省から依頼いたしました。
その根拠としては、政府が9月28日に変更した『新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針』(以下、基本的対処方針)でも示された、段階的な制限緩和の方針が元になっています。
なお、2020年春に休日割引が適応除外された際は、5月25日に緊急事態宣言が全面解除された後、政府の方針に基づき、3週間後の6月14日まで休日割引は再適応されませんでしたが、その後高速道路利用者は2割ほど増える結果となっています。
このときの経緯を踏まえ、さらに今回発表された基本的対処方針にのっとり、2021年10月31日まで休日割引の適応除外延長を依頼しています」
※ ※ ※
10月31日以降の対応について、国土交通省 道路局 高速道路課の担当者は「今回発表された基本的対処方針のなかでも示されている『感染対策と日常生活を両立させる』という方針を踏まえたうえで、対応してまいります」と説明しています。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。