クラスTOPは本当? トヨタ新型「カローラクロス」の広さはどう? ライバルSUVと比較してみた!
ヤリスクロス、ヴェゼル、キックスとの使い勝手比較
セグメントでは、新型カローラクロスがCセグメントSUV、ヤリスクロス、ヴェゼル、キックスはBセグメントSUVと異なるものの、ユーザー側としては比較対象となります。
これら3台と新型カローラクロスでは、室内空間ではどのような違いがあるのでしょうか。
まずヴェゼルは、室内長2010mm×室内幅1445mm×室内高1225mmと室内長ではヴェゼルが205mm上回りますが、それ以外の部分では新型カローラクロスが広くなっています。
次にキックスですが、室内長1920mm×室内幅1420mm×室内高1250mmと、こちらも室内長115mmはキックスのほうが上回っていますが、室内幅、室内高は新型カローラクロスが広いといえます。
最後に同じトヨタのヤリスクロスとの比較ですが、室内長は1845mm×室内幅1430mm×室内高1205mmと、室内長はヤリスクロスが40mm長くなります。
しかし、幅で75mm、高さで60mm新型カローラクロスが広くなっているといえます。
これらの室内寸法からわかることは、ライバルと比べて新型カローラクロスは頭上高が高く、そして横幅が広いということです。
これは車内に乗っていて圧迫感が少なく、カローラクロスのほうが広く使いやすく感じられることにつながるでしょう。
次にホイールベースを見ると、ヴェゼル、キックスがともに2620mm、ヤリスが2560mmです。
ホイールベースは前後のタイヤの間の長さで、この長さが広いほど車内の足元空間を広く取れるのですが、カローラクロスは2640mmと、どの車種より長くなっています。
そして最後に、荷室空間を比較してみていきます。
新型カローラクロスには、荷室に使用する専用設計の高機能収納ボックス「ラゲージアクティブボックス」が用意されています。
これは、荷物を外から見えない状態で収納できるほか、ふたを閉めると、床面がフラットにできるので、マットを敷けば寝転がることもできるなど、車中泊も快適にできます。
新型カローラクロスの荷室サイズは、ラゲージドアを開けた状態で最大幅1365mm、最小幅947mm、荷室高さ957mm、5人乗車時の奥行き849mm、後席を倒した時の奥行1885mmと、5人乗車時でもゴルフバック4個を積める広い荷室空間といえます。
今では、当たり前になったシートアレンジですが、カローラクロスは、6:4分割可倒式のリアシートを採用し、助手席側が4、運転席側が6の割合で可倒します。
そのため、助手席側のリアシートを倒せば、運転席側の後席に人を載せたまま長尺の荷物を積載可能となります。
ヴェゼルは、荷室最大幅1320mm、最小幅1000mm、高さ860mm、5人乗車時の奥行き750mm、リアシートを倒した場合の奥行1530mmです。
新型カローラクロスと比べると、最大幅が45mm、高さが97mm、5人乗車時の奥行きが99mm、リアシートを倒した場合が355mmそれぞれ広くなりますが、最小幅のみ53mmヴェゼルのほうが広くなります。
次にキックスですが、荷室最大幅1270mm、最小幅990mm、高さ900mm、5人乗車時の奥行き895mm、リアシートを倒した場合の奥行き1865mmです。
新型カローラクロスと比べると、最大幅で95mm、高さで57mm、リアシートを倒した場合の奥行で20mmそれぞれ新型カローラクロスが広くなりますが、最小幅が43mm、5人乗車時の奥行で46mmキックスのほうが広くなります。
そして、ヤリスクロスですが荷室幅1400mm、高さ850mm、5人乗車時の奥行き820mmで、新型カローラクロスより幅で35mm広いですが、高さは107mm、5人乗車時の奥行きでは29mm新型カローラクロスが広くなっています。
荷室空間も比較してきましたが、新型カローラクロスは、どの車種よりも広い荷室空間であることが数値からも読み取れました。
これらの車種で一番荷室高が高く頭上が高いことから小柄な人だけでなく、身長が高い人も頭を荷室に入れて荷物の出し入れがしやすいといえるでしょう。
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