ジムニーオーナーの悩みを解決?不満はエンジンフィーリング? 改善アイテムとは

現行オーナーの悩みを解決するタービンが登場?

 そんななかで、ジムニーファンに福音をもたらされました。それが、JB64用のタービンです。

 このタービンはノーマルと同じサイズのハウジングを使いながら、吸気側のインペラを大径化。

 吸気側の上部で23mmから28mm、下部で37mmから40mmにサイズアップ。同じ回転数でも、より多くの空気をエンジン内に送り込み、燃焼改善を図ります。

 実際に乗ってみると、中速から高速域のトルクがグッと太くなっており、とくにMTで感じていた運転のしにくさ、加速での不満が大きく改善されました。

 このタービンは、取り付けるだけでノーマルよりも0.1-0.2kg/cm2ほど過給圧がアップされ(出荷時状態)、吸排気系がノーマルのままでも目に見えるフィーリング改善を望めます。ECUの変更も必要ありません。

 また、ターバックル調整式ウェストゲートアクチュエーターを採用しているので、エンジンスープアップにも対応。ブースト圧で0.9-1.1kg/cm2、馬力で約100馬力まで想定しているといいます。

エンジンフィーリングの悩みを改善するタービンを装着したジムニー(画像アピオ)
エンジンフィーリングの悩みを改善するタービンを装着したジムニー(画像アピオ)

 ちなみに販売はジムニー専門店「APIO」とコラボレーションしており、同社で販売している「JB64ハイフローターボ」は同社製マフラーとの相性が考えられています。

 しかし、前述の通りノーマルマフラーでも効果十分。しかも純正と同じIHI製ということもあって信頼性が高いです。

 筆者(山崎友貴)もJB64の高速性能に満足できず、リッターオーバーのJB74の購入を考えましたが、自動車税のことを考えると、それも悩ましいところ。

 しかし、このタービンを付けた状態であれば、1.5リッターエンジンも必要ないかなと思えるようになりました。

 長距離ドライブが非常にラクになったうえに、燃費も7km/L以上と上々で、価格も19万8000円(税込み)です。

 JB64の“かったるさ”を改善するにはうってつけなパーツかもしれません。

スズキ・ジムニー のカタログ情報を見る

【画像】ジムニーが「まるでGクラス!?」 超ド級のカスタマイズがスゴい!(50枚)

「えっ!カッコいい!」 マツダの「スゴいSUV」登場! どこが良いの?

画像ギャラリー

Writer: 山崎友貴

自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

2件のコメント

  1. エンジンフィーリングの悩みを改善するタービンを装着したジムニー
    と称してナロー化したシエラ(ジムニーシエラ)の写真を載っけてるのが面白い記事ですよね。

    • ちわる

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー