メルセデス・ベンツの新型ミニバン「シタン」欧州で販売開始! 価格は約250万円から

独メルセデス・ベンツは2021年9月13日、欧州市場において小型ミニバンタイプの商用車および乗用車、新型「CITAN(シタン)」の受注を開始しました。納車は同年10月末の予定です。

商用車「シタン・パネルバン」は2万ユーロを切る税抜価格

 独メルセデス・ベンツは2021年9月13日、欧州市場において小型ミニバンタイプの商用車および乗用車、新型「CITAN(シタン)」の受注を開始しました。納車は同年10月末の予定です。

メルセデス・ベンツ新型「シタン・パネルバン」
メルセデス・ベンツ新型「シタン・パネルバン」

 新型シタンは全長4498mm×全幅1832mm×全高1859mm、ホイールベースは2716mmというサイズのスモールバンで、商用車の「シタン・パネルバン」と乗用車の「シタン・ツアラー」を用意、さらに電気自動車(BEV)の「eシタン」を用意します。通常ボディサイズのほか、今後ロングホイールベース版やショートホイールベース版などが追加される予定です。

 搭載されるエンジンは1.5リッター直列4気筒ディーゼルターボ、および1.3リッター直列4気筒ガソリンターボの2種類になります。

 ただし、同エンジンながら出力違いのグレードを用意。シタン・パネルバンには75馬力/230Nmの「108CDI」、95馬力/260Nmの「110CDI」、116馬力/270Nmの「112CDI」というディーゼルモデル、102馬力/200Nmの「110」、131馬力/240Nmの「113」というガソリンモデルを用意します。

 ディーゼルの最上位機種である「112CDI」にはオーバーパワー&オーバートルク機能が搭載されており、一時的に121馬力/295Nmを発揮、追い越し時などに役立ちます。

 またシタン・ツアラーは「110CDI」「110」「113」という3グレードでの展開です。

 パネルバンとツアラーには、さらに「BASE」と「PRO」という2種類の装備グレードが用意されています。

 PROでは、ドアハンドルとスライドドアストリップカバーを車体色に塗装、さらに室内および助手席/荷室の照明には、LEDライトを採用しています。またオーディオシステム、運転席用ハイトアジャスタブルシート、エアコン、コンフォート機能付きフロント電動ウィンドウなどを標準装備しています。

 価格は、装備グレードBASEの商用車シタン・パネルバン「110」が1万9348ユーロ(約251万円、税抜)、乗用車シタン・ツアラー「110」が2万2253ユーロ(約290万円)です。ドイツでのVAT(付加価値税19%)を含めると、それぞれ2万3024.12ユーロ(約300万円)、2万6481.07ユーロ(約345万円)となります。

 装備グレードPROの場合、ドイツでの価格(付加価値税VAT19%含む)はシタン・パネルバンがBASEに加え2203.88ユーロ(約28万6000円)、シタン・ツアラーが2128.91ユーロ(約27万6000円)となります。

※ ※ ※

 シタンは、ダイムラーとルノーの業務提携をきっかけに、初代が2012年10月に欧州で登場したスモールバンで、仏モーブージュにあるルノー工場で生産されています。

 今回、欧州で販売が開始された新型シタンは2代目です。2021年4月に、14年ぶりのフルモデルチェンジをはたして登場した新型「カングー」をベースにしています。

【画像】メルセデス版カングー登場! 新型「シタン」を画像でチェック(30枚)

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