もうホンダ新型「インテグラ」が登場!? 14年ぶりに車名復活か 4ドアセダンを米国に先行して中国で投入へ

新型インテグラはいつ正式発表? 14年ぶりの復活なるか

 今回の中国向けとなる新型インテグラですが、年内の発表はほぼ確実と見られ、筆者の予想では2021年11月に開催予定の広州モーターショーあたりで発表がおこなわれるのではないかと予測しています。

 依然としてインテグラの中国語表記は不明ですが、それも正式発表と同時に判明するでしょう。

 また、アキュラからも新型インテグラの登場が予告されていますが、タイミング的には、中国向けの新型インテグラのほうが早いデビューとなるのは間違いなく、もしそうであればインテグラは2007年の販売終了以来、およそ14年ぶりの復活となります。

 元々インテグラは、「アコード」とシビックの中間に位置する「クイント」の後継車種として1985年に登場しました。

かつてラインナップされていたホンダ「クイント インテグラ」
かつてラインナップされていたホンダ「クイント インテグラ」

 とくに2001年に登場した最終モデル(DC5型)では3ドアハッチクーペのみがリリースされたことからも、4ドアセダンのシビックに対する姉妹車としてインテグラが復活するのはおかしいと考える方が多いでしょう。

 ですが、ホンダは昔の車名をまったく別のボディスタイルを持つモデルに与えて復活させるのが常套手段です。

 今回のインテグラもそうですし、2020年秋にリリースされた中国向けのホンダ「ライフ」も「フィット」の姉妹車として登場しましたので、そこまで深く考える必要はないといえます。

 いずれにせよ、往年の名車がこのような形であっても復活することは喜ばしいことだと感じます。

 それに加えて、インテグラ自体はアキュラからもその登場が予告されていますので、それに対する期待値も今後よりいっそう高まりそうです。

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Writer: 中国車研究家 加藤ヒロト

下関生まれ、横浜在住。2017年に初めて訪中した際に中国車の面白さに感動、情報を集めるうちに自ら発信するようになる。現在は慶應義塾大学環境情報学部にて学ぶかたわら、雑誌やウェブへの寄稿のみならず、同人誌「中国自動車ガイドブック」も年2回ほど頒布する。愛車は98年式トヨタ カレン、86年式トヨタ カリーナED、そして並行輸入の13年式MG6 GT。

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