背が高すぎないスズキ新型「ワゴンRスマイル」は需要あり? スーパーハイトの弱点狙った戦略とは
スライドドアを備える新たな軽自動車として、スズキ新型「ワゴンRスマイル」が登場しました。昨今は背が高いスーパーハイトワゴンがシェアを伸ばしていますが、それほど背が高くない新型ワゴンRスマイルは受け入れられるのでしょうか。
背が高すぎないのがちょうどいいかも!?
スズキの新たな軽自動車として新型「ワゴンRスマイル」が登場しました。
スライドドアを備えた新型ワゴンRスマイルは、昨今の軽でシェアを伸ばす全高1780mm前後のスーパーハイトワゴンとは異なり、全高1695mmとそれほど背が高くないのが特徴です。
新型ワゴンRスマイルについてユーザーはどう感じたのか、アンケートを実施しました。
「新型ワゴンRスマイルのデザインについてどう思いますか?」という質問では、「とても良い」が12.2%、「まあまあ良い」が57.1%、「それほど良くない」が20.4%、「まったくよくない」が10.2%となり、おおむね好評といったところです。
好印象を抱いた人の意見では、「可愛らしい、愛嬌がある」「男女の区別なく似合いそう。飽きの来ないデザインだと思います」「四角さと丸さがいいバランスだと思う」などのコメントがありました。
その一方、「ハスラーとスペーシアを足してワゴンRで割った印象」「ワゴンRというよりスペーシアですね」「ワゴンRの顔ではないと思いました」と、ワゴンRの新型モデルというより、ほかのスズキ車と似ているという声があがっています。
次に、「軽自動車では背が高いスーパーハイトワゴンが人気ですが、ハイトワゴンでそれほど背が高くないワゴンRスマイルは需要があると思いますか?」という質問では、「需要があると思う」と回答した人が85.7%と、「需要がないと思う」(14.3%)を大きく上回る結果となりました。
「スライドドアは欲しいが、スーパーハイトだと価格帯が…という人は多い」「我が家の車庫は車高が決まっていてスーパーハイトだと入らない」「ハイトワゴンは走行中の横風に恐怖を感じる。少し低いだけで高速道路での安定安心が強くなるから」など、スーパーハイトワゴンの弱点を新型ワゴンRスマイルは逆手に取っているといえそうです。
また、「洗車のときに屋根まで手が届きやすい」「雪国の青空駐車なのであまり高さがあると雪おろしに苦労する」など、背が高すぎないことによるメリットも魅力という意見もありました。
さらに、「ムーヴキャンバスのヒットがあったから」「ムーヴキャンバスがコンスタントに売れているように、スペーシアより価格が安ければ売れる余地はある」など、ハイトワゴンのスライドドア車であるダイハツ「ムーヴキャンバス」が人気を得ていることも、新型ワゴンRスマイルが受け入れられる要因と考える回答者もいました。
「新型ワゴンRスマイルについてどのポイントが気になりますか?」(複数回答)という質問では、やはり「それほど背が高くないハイトワゴンでスライドドアを装備」と答えた人がもっとも多く65.3%、次いで「四角いフォルムに丸目ライトの、シンプルで愛着のわく外観」(40.8%)、「狭い道でのすれ違い時の接触防止をサポートするすれ違い支援機能(スズキ初)」(30.6%)となりました。
ほかにも気になるポイントとして、「ターボモデルの設定がない」「ストロングハイブリッドが出るのかどうか」というパワートレインについてや、「カスタムが欲しい」といったスタイルに関することをあげた回答者が多かったです。
さらに、「スペーシアとどのように棲み分けるのか?」「スペーシアと共食いしないか心配」など、スライドドアを備えたスーパーハイトワゴンのスズキ「スペーシア」との関係に着目する声も見受けられました。
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新型ワゴンRスマイルはワゴンRを名乗りますが、スライドドア部分はスペーシアをベースとしています。
ワゴンRとスペーシアの良いところを取り入れたといえる新型ワゴンRスマイルがヒット作となるのか注目されます。
現行ハスラーやジムニーのほうが形が整っているから、その形を引き継いでほしかった。
なぜ目の焦点を外向けに外した?潰れた瞬間の顔のようだから、かわいいよりも可哀想な顔立ちだ。
2代目ekワゴン&ラウム「生半可」