なぜいま日本でも人気急上昇!? ドレスアップ派にも欠かせない「オフロードタイヤ」とは?
オフロードタイヤってどんなもの?
昨今の日本では、アウトドアレジャーやキャンプといったアクティビティに加えて、「オーバーランド」という新しい旅のスタイルが広まりつつあります。
オーバーランドとは、愛車にルーフテントなどを装着して、数台でロケーションのいいスポットを旅して回るというライフスタイルです。北米や欧州ではスタンダードになっていますが、日本では車両乗り入れの制限が厳しいため、“オーバーランダー”というカスタムの手法のみが先行しているように見受けられます。
オーバーランダーとは、SUVやオフロード4WDにルーフテント、ガード類、そしてオフロードタイヤを装着するカスタムスタイルで、すでにジムニーやトヨタ「ハイエース」、軽トラックなどでムーブメントになっています。これもまた、オフロードタイヤには追い風となっているのは間違いなさそうです。
ではそんなオーバーランダーに必須のオフロードタイヤとは、どんなものなのでしょうか。
オフロードタイヤは、泥、砂、岩、砂利、そして雪を走行することを前提に作られています。トレッドと呼ばれるタイヤの溝が、一般的な乗用タイヤよりも深く、ブロックもエッジが立ったゴツゴツしたものになっています。
これは泥や砂などの路面でもしっかりと路面を掴み、前進する摩擦力、トラクションや、コーナリングで横方向に滑らないようにする摩擦力、グリップを発揮しやすくするためです。
また尖った岩などに接触した時でも耐カット性が強いように、サイドウオールが一般的なタイヤよりも頑丈にできていたり、ブロック飛びしにくように頑丈に作られているのもオフロードタイヤの特徴です。
現在日本で人気があるオフロードタイヤは、ヨコハマの「ジオランダーX-AT」「ジオランダーM/T G003」、BFグッドリッチの「マッドテレーンT/A KM3」、トーヨータイヤの「オープンカントリーR/T」「オープンカントリーM/T」などです。
どれもラギッド(無骨)なトレッド&ショルダーデザインが特徴で、他のアウトドア志向のギアに共通する魅力に溢れています。
今後、SUVカスタムの世界では、ますますオーバーランダースタイルが広まっていくのは必至。あなたの愛車も、オフロードタイヤでアウトドアスタイルのドレスアップをしてみてはいかがでしょうか。
Writer: 山崎 友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。