「人生最後はZに乗る!」日産新型フェアレディZに期待大! 約440万円は安いけど買わない理由とは

日産新型「Z」の市販車が北米で公開されました。日本のクルマ好きも新型「フェアレディZ」の登場を待ち望んでいますが、新型Zについてどのような印象を抱いたのでしょうか。

新型Zはカッコいいけど、グリルがちょっと…という意見も

 2021年8月18日、米・ニューヨークで日産新型「Z」(日本名:フェアレディZ)の市販車モデルが世界初公開されました。

 北米では2022年春に発売される予定で、市販車のスペックも発表。400hp(405馬力)の3リッターV型6気筒ツインターボエンジンに6速MTまたは新開発の9速ATを組み合わせることが明らかになりました。

四角いグリルに賛否!? 新型Zはどう思う?
四角いグリルに賛否!? 新型Zはどう思う?

 日本では2021年冬に市販車の詳細が発表されるということですが、日本のユーザーは今回発表された新型Zについてどのような感想を抱いたのでしょうか。アンケートを実施してみました。

「北米で日産新型Zが発表されましたが、このクルマのデザインについてどう思いますか?」という質問では、「とてもカッコ良い」が38.7%、「まあまあカッコ良い」が40.3%、「あまりカッコ良いと思わない」が16.1%、「まったくカッコ良いと思わない」が4.8%と、約8割の回答者が好印象を抱いたことがわかりました。

 カッコ良いと回答した人からは、「歴代Zのデザインが見事に融和された秀逸なデザイン。」「ロングノーズとテールランプがカッコいいです。あと、時代と逆行しているコンセプト」というコメントがありました。

 一方で、「フロントグリルの開口部が大きすぎる。サイドビュー、リアビューは美しいだけに残念」「グリルが浮いている」「昔のZをオマージュしているのはわかるけど、つまらないデザイン」など、新型Zは好き嫌いが分かれるデザインだともいえそうです。

「新型Zについてどのようなことを期待しますか?」(複数回答)という質問で、もっとも多かったのが「パワフルかつ俊敏で、ドライバーとの一体感がある走行性能」(61.3%)と、スポーツカーだけに走行性能への期待値が高いようです。

 次いで「歴代モデルをオマージュしたエクステリア」(56.5%)、「405馬力の3リッターV6ツインターボエンジン」(49.8%)、「6速MT/9速ATの設定」(48.4%)と続きます。

 さらに「スポーティな排気音」や「e-POWERの設定」という意見のほか、「Zの可能性は無限だからすべてのことに期待」という熱い回答者も見受けられました。

「北米では約4万ドル(約440万円)といわれていますが、もし日本でも同等の価格で販売されたら購入したいと思いますか?」という質問について、「購入したい」が40.3%、「購入したいと思わない」が59.7%という結果になっています。

 購入したい人の理由として、「恐らく最後の純ガソリンZとなるだろうから」という声が多くを占めるほか、「リセールも良いし走りの楽しさを440万円で買えるとしたら安い」「トヨタ『スープラ』より安い」「日産からのラブコールだから」といった意見が寄せられました。

 それに対して、購入したいと思わない人の声として、「価格に関係なく、実用性が低いから」や「現状では2シーター車の所有は厳しい」など、ファミリーでクルマに乗る機会があるユーザーにとって、どんなにクルマが魅力的であっても2人しか乗れないスポーツカーを所有するハードルは高いようです。

 ほかには、「新しいエンジンを積んだとはいえ、高過ぎる。四駆とかを積まないスポーツカーは300万位が上限」「やっぱりデザインがちょっと…」「年齢的にスポーツカーは無理」といったコメントもありました。

 新型Zについて非常に興味を持っている回答者が多く、「NISMOの設定とその価格」「パーキングブレーキの位置が右ハンドル専用とした設計になれば間違いなく買う」「4WDや、電動化バージョンは考えていないのか?」「新型ZがスーパーGTの車両になるか注目している」といった期待する声が寄せられています。

 また、「S30の240Zに憧れていましたが、縁がなくZに乗ったことはありませんでした。新型Zが発売されるとアナウンスがあってから、人生最後はZと考え、貯金をしています。必ず購入します」「Z32の2×2 Tバールーフに乗っていたことがあったが諸事情で手放しました。いつかまた乗りたいと思っています。それが今回かも」と本格的に購入を検討している回答者もいました。

 さらに、歴史が長いZだけに、歴代モデルとの思い出がある回答者も多く見られました。

・クルマに興味を持ちはじめたころ、近所のガレージに30Zが入っていることを知り、一目惚れしました。もちろんそれ以降のZも大好きです。

・Z31が格好良かったです。知り合いの営業マンが後期型下取り車が100万円だというので、そのときは買おうか迷いました。

・Z33を所有しており、Zをデビュー時に見たことでクルマ好きになりました。いまでも感謝しています。

※ ※ ※

 早くも話題となっている新型Zですが、北米でも大絶賛されているといいます。

 日本でも2022年に発売となることが予想されますが、日本仕様がどのようなスペックで登場するのか目が離せません。

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