フォード「GT」に伝説のカラーリングが蘇る! ヘリテージ・エディションの歴史を振り返る
プロトタイプを完コピした最新フォード「GT」
こうしたヘリテージ・エディションのラインナップに新たに加わったのが、シャシナンバーGT/105をオマージュした「フォードGT’64プロトタイプ・ヘリテージ・エディション」だ。
●エキゾチックな内装
ウインブルドン・ホワイトをベースに、アンティマタ・ブルーのグラフィックが施されたボディは、フロントスプリッターやサイドシル、エンジンルーバーなどの素材にカーボンファイバーを採用。20インチサイズのホイールも、カーボンファイバー製となっている。
インテリアもカーボンがメイン素材だ。コンソールやレジスター、Aピラー下部に加えて、ライトスピードブルーのアルカンターラに包まれたシートもカーボン製となる。
しかし、インストルメントパネルがエボニーレザーとアルカンターラに覆われ、またピラーやヘッドライナー、ステアリングにはエボニーアルカンターラが採用されていることから、レーシングカーライクなスパルタンさではなく、エキゾチックカー的なテイストが感じられる。
搭載されているパワーユニットについては、正式な発表がないが、おそらくベースとなったフォードGTと同じ、3.5リッターV6エコブーストではないかと思われる。トランスミッションは7速のデュアルクラッチだ。
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フォードGTのプログラムマネージャー、マイク・セバーソン氏は、今回のヘリテージ・コレクションについて、次のようにコメントしている。
「フォードGTの歴史のなかには、記念すべき瞬間がたくさんありますが、今回はオリジナルのプロトタイプが正しい車両であると、チーム全員が一致していました。1964年のプロトタイプは、フォード・アドバンスド・ビークルズ・チームの創造的な才能を解き放ち、フォードGTプログラムへの道を開きました。これですべてが動き出したのです」
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