レギュラーガソリン160円時代到来!? エコタイヤにするとどれぐらいお得なのか?

ガソリン価格が高騰しています。2021年8月10日時点のレギュラーガソリン現金小売価格の全国平均は158.5円と、1年前にくらべるとリッターあたりおよそ25円も高くなっています。そんな状況のなか、少しでも燃費を良くする方法のひとつに、タイヤをエコタイヤに履き替えるということがあります。どれくらいおトクになるのでしょうか?

エコタイヤとは「低燃費タイヤ」のこと

 いま、ガソリン価格が高騰しています。

 2021年8月10日時点のレギュラーガソリン現金小売価格の全国平均は158.5円と、1年前と比べるとリッターあたりおよそ25円も高くなっています。

 そんな状況のなか、少しでも燃費を良くする方法のひとつに、タイヤをエコタイヤに履き替えるということがあります。どれくらいおトクになるのでしょうか?

ガソリンが高騰しているこの時期、エコタイヤに交換することで燃費が良くなるものなのだろうか
ガソリンが高騰しているこの時期、エコタイヤに交換することで燃費が良くなるものなのだろうか

 エコタイヤとは「低燃費タイヤ」のことで、これはJATMA(ジャトマ。一般社団法人日本自動車タイヤ協会」が定めたグレーディング(等級制度)で、低燃費(=転がり抵抗性能)と安全性(=ウエットグリップ性能)が一定以上のレベルを満たしたタイヤのことをいいます。

 タイヤ・グレーディング制度は、日本では2010年から始まりました。グレーディングに基づいた表示をおこなうことで、一般の消費者がタイヤの性能をひと目でわかるようになるというメリットがあります。

 大文字のアルファベットで表記されるのが、転がり抵抗性能です。AAA、AA、A、B、Cの5段階で表記されます。

 そして小文字のアルファベットで表記されるのは、ウエットグリップ性能です。a、b、c、dの4段階で表記されます。そして、転がり性能の等級がA以上(AAA、AA、A)で、かつウエットグリップ性能がaからdに入っているタイヤを「低燃費タイヤ」と呼んでいます。

 つまり「A-a」「AA-c」など、大文字部分に「A」以上が記載されているものは低燃費タイヤになります。「Bーa」「Cーb」など、大文字アルファベットが「A」以外のラベリングは低燃費タイヤではありません。

 なぜ、転がり抵抗性能とウエットグリップ性能を併記しているのかというと、一般的に転がり抵抗を低減すれば、タイヤはウエット路面での制動距離は伸びるという傾向にあるからです。

 ただし各社の技術力の進化もあり、転がり抵抗性能が良いのにウエットグリップ性能も良い、というタイヤも多く出ています。

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