斬新顔な5m超タクシー登場! 新型「スターリアタクシー」脱オラ顔な9人乗りで韓国投入へ

ヒュンダイ(ヒョンデ)のMPV「スターリア」をベースにしたタクシー仕様「スターリアラウンジモビリティ」が、2021年8月9日に韓国国内で発売されました。どんなタクシーとして投入されるのでしょうか。

宇宙船風デザインな9人乗りタクシーの詳細は?

 ヒュンダイ(ヒョンデ)は、2021年8月9日に、新型MPV(日本でいうミニバン)の「スターリア」をベースとしたタクシー仕様の「スターリアラウンジモビリティ」(以下、新型スターリア タクシー仕様)を韓国国内で発売しました。

 実車の走行テストの様子が日本でも目撃されている新型スターリアですが、それをベースに開発されたタクシー仕様とは、どんなモデルなのでしょうか。

新型「スターリアラウンジモビリティ」
新型「スターリアラウンジモビリティ」

 新型スターリアは、ボディサイズが全長5255mm×全幅1995mm×全高1900mmという大柄なボディのモデルで、流線形のなめらかなシルエットやフロントフェイス上を横一直線に走るデイライトも特徴。

 ヒュンダイによると、宇宙船をイメージした未来志向なエクステリアを表現したデザインということです。

 仕様は、大きく分けてふたつが設定され、ボディ同色のフロントグリルでプレーンな印象の標準モデルと、メッキ加飾や片側8つのアイスキューブ状にデザインされたヘッドライト&ウインカーが特徴的な豪華版「スターリアラウンジ」(グローバル名:スターリアプレミアム)が存在。

 今回発表された新型スターリア タクシー仕様は、豪華版のスターリアラウンジがベースとなり、乗車定員は9名となります。

 標準装備として、パワーテールゲートや電動サイドステップ、パワースライドドア、17.3インチのリアエンターテイメントシステムなどの各種快適装備を採用するほか、衝突被害軽減ブレーキをはじめとした予防安全装備やカーテンエアバッグを含む全7つのエアバッグなども搭載し、乗客の安全にも配慮されます。

 新型スターリア タクシー仕様の価格は、法人および一般課税者の個人タクシー向けが3971万ウォン(日本円換算で約375万円)、簡易課税者および免税の個人タクシー向けが3610万ウォン(約341万円)です。

 ちなみにベースとなった新型スターリアラウンジは3631万ウォン(約343万円)からの価格設定となります。

 ヒュンダイは、新型スターリア タクシー仕様の開発初期段階から、韓国のIT大手・カカオのグループ企業「カカオモビリティ」と戦略的協業を進め、タクシー利用者やドライバー、そしてモビリティプラットフォーム事業者が必要とする事項を反映させてきました。

 そして、2021年8月中には新型スターリア タクシー仕様が「カカオTベンティ」を通じて韓国国内で運用を開始するということです。

※ ※ ※

 新型スターリアについては、ヒュンダイグループの日本法人が所有すると思われるテスト車両が日本国内の公道で目撃され、SNSに写真が投稿された際にも話題となりました。

 くるまのニュースでは、以前SNSユーザーを対象に新型スターリアのデザインについてアンケート調査をおこないましたが、「オラオラ顔系のクルマとはまったく違う価値観でデザインされていると感じます」と肯定的な意見もあれば「無表情な感じが受け入れがたいです」という回答もあり、賛否両論といった状況です。

 新型コロナ禍で海外渡航には厳しい状況が続きますが、今後旅行できるチャンスが訪れた際には、韓国の市街地で新型スターリア タクシー仕様を見かける機会があるかもしれません。

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