トヨタ新型「アクア」キープコンセプトの評価は? ヤリスとの差別化や「GR」追加が気になる!?
2代目となったトヨタ新型「アクア」は、デザインは初代モデルを踏襲しながら中身が大きく進化しています。そんな新型アクアについてアンケートを実施。ユーザーはどのように評価するのでしょうか。
初代のデザインをほぼキープした新型アクアの評価は?
2011年にハイブリッド専用車としてデビューしたトヨタ「アクア」が、2021年7月19日に約10年ぶりとなるフルモデルチェンジをおこないました。
新型となる2代目は、デザインこそ初代モデルを引き継いだキープコンセプトに見えますが、中身は大きく進化。
TNGAプラットフォームへの変更や、バイポーラ型ニッケル水素電池の世界初搭載、アクセルだけで速度の調整が可能な「快感ペダル」をトヨタ初採用するなど、新しい技術が取り入れられています。
待望の新型アクアですが、アンケートを実施してユーザーの意見を聞いてみました。
まず、「新型アクアについてどう思いますか?」という質問では、「とても良い」が18.0%、「まあまあ良い」が42.6%、「それほど良いと思わない」が31.1%、「まったく良いと思わない」が8.2%という結果となり、6割の回答者が好印象を抱いていることがわかりました。
その理由として、「初代のデザインの良さをベースとしながらも、より質感が上がって凄く良いですね」「初代のコンセプトのまま進化した感じが良い」「最近のトヨタのなかでは親しみやすいデザインだと思う」など、累計187万台を売り上げてヒットモデルとなった初代のイメージを踏襲したスタイルを評価する意見がありました。
一方で、「もう少し先進的でも良かったと思う」「あまり変わり映えしない感じがする」「デザインは可もなく不可もなしです」と、デザインにおいても全面的に刷新されることを期待していた人も多かったようです。
また、新型アクアが「何かに似ている」という意見も多々あり、トヨタ車では「ヤリス」や「シエンタ」「ミライ」、他メーカーではホンダ「フィット」や日産初代「リーフ」(テールランプ)、シトロエン「DS3」に加え、「深海魚みたい」といった声もありました。
新型アクアについて気になるポイントを聞いてみたところ(複数回答)、もっとも多くの人が興味があったのは「駆動用車載電池としてバイポーラ型ニッケル水素電池を世界初採用」(63.9%)でした。
バイポーラ型ニッケル水素電池を搭載したことにより、初代アクアのニッケル水素電池に比べてバッテリー出力が約2倍に向上。アクセル操作への応答性が向上し、低速からリニアでスムーズな加速が可能になりました。
そして、電気だけでの走行可能速度域を拡大したことで、街中の多くのシーンでエンジンを使わず電気だけで走行できるといいます。
そのほかの点において新型アクアで興味があることとしては、「コンパクトカークラストップレベルの35.8km/Lの低燃費」(41.0%)、「コンパクトで使い勝手の良いボディサイズ」(39.3%)、「アクセルを緩めるだけで回生によって減速度を増大させる快感ペダルトヨタ初採用」(37.7%)が挙げられました。
また、「ヤリスと被っているので、ラグジュアリーにする事で差別化を図ったのかなと思う」「ヤリスとの差別化をどうするか気になります」と、同じトヨタのコンパクトカーであるヤリスとの違いについてや、「先代同様GRを設定するのか否か」「GRアクアが見てみたい」と、初代アクアに設定されていたスポーティグレード復活を期待するコメントも見受けられました。
さらに、「足踏みパーキングに対するユーザーのガッカリ具合が気になります」「足踏み式Pブレーキなので渋滞等で止まった後に見放されるブレーキなのか。買い替えリスト落ちで残念」など、パーキングブレーキを足踏み式にしたことを指摘する声もありました。
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初代アクアは多くのユーザーに愛用されており、登録車販売ランキング(年間)でも2013年から3年連続1位を獲得するなど人気を集めました。
現在の日本のコンパクトカー市場はさまざまなモデルがしのぎを削っている状態で、なかでもとくにヤリスが好調な販売を続けています。
新型アクアが登場したことによって、今後はトヨタ内でのライバル争いが過熱することにもなってくるのではないでしょうか。
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