斬新顔で話題沸騰!? 新型高級ミニバン「スターリア」なぜ日本上陸? 激写された右ハンMPVの姿とは

ヒュンダイ日本再進出と関係がある?

 もし今回発見されたスターリア プレミアムがヒュンダイ日本法人の関係車両だった場合、気になるのはその意図です。

 というのも、ヒュンダイにはかねてから日本再進出の噂があるからです。

 現在まで公式情報としては再進出は発表されていませんが、ヒュンダイはFCV(燃料電池車)である「ネッソ」の日本向け公式ウェブサイトを開設し、さらに代官山の一般者向けイベントで展示するなどといったマーケティング活動をおこなっています。

 また、国土交通省の型式認定も取得していると見られ、いつでも正規輸入ができる状態なのではないかと考えられています。

 おそらく、新型コロナウイルスの影響や、日韓関係の影響などを鑑みて、そのタイミングを判断していると思われます。

 FCVであるネッソは、日本が世界でもっとも水素ステーションが整備された「FCV大国」であり、トヨタ「ミライ」などをのぞいてほとんどライバルがいないことから、ヒュンダイは一定の勝負ができると考えていかもしれません。

 しかし、スターリア プレミアムは、アルファードをはじめとする強敵が多い日本で、価格面や機能面で戦えるのかどうかは疑問です。

ヒュンダイ「スターリアプレミアム」 ※画像:brian(ブライアン)@平成カーラバーズ(@woofer_bouz)さん提供
ヒュンダイ「スターリアプレミアム」 ※画像:brian(ブライアン)@平成カーラバーズ(@woofer_bouz)さん提供

 一方、スターリア プレミアムにFCVバージョンが登場するのであれば、話は変わってくるかもしれません。

 実際に、スターリアにFCV仕様が準備されているという噂もあります。

 今回、筆者(PeacockBlue K.K. 瓜生洋明)が日本の公道を走行するスターリア プレミアムについてヒュンダイにコメントを求めたところ、回答はありませんでした。

 いずれにせよ、ヒュンダイが日本で着々と活動を進めていることは間違いなく、続報が待たれます。

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Writer: PeacockBlue K.K. 瓜生洋明

自動車系インターネット・メディア、大手IT企業、外資系出版社を経て、2017年にPeacock Blue K.K./株式会社ピーコックブルーを創業。グローバルな視点にもとづくビジネスコラムから人文科学の知識を活かしたオリジナルコラムまで、その守備範囲は多岐にわたる。

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