「海ほたる」に通勤するにはどうする? SA/PAで働く人はどのように通勤しているのか
SA/PAはいまや観光地化されるほど人気のスポットですが、そこで働く人はどのように通勤しているのでしょうか。
高速道路を利用? 別の入り口がある? SA/PAへの通勤方法とは
高速道路の各所に設けられているサービスエリア/パーキングエリア(SA/PA)は、休憩や食事、お土産などを購入することができます。
最近では、観光地化するほどの人気スポットとなっていますが、そこで勤務している人は、どのように通勤しているのでしょうか。
かつてのSA/PAといえば、移動の最中に休憩として寄る場所という印象が強かったですが、最近ではSA/PAの名物や名所を求めて訪れる人も増えています。
例えば、群馬県安中市にある上信越自動車道の横川SAでは、地元を代表する郷土料理「峠の釜飯」を購入可能。神奈川県海老名市の東名高速道路の海老名SAでは、「ぽるとがるのメロンパン」のようなSA名物も存在しています。
さらに、長野県諏訪市の中央自動車道の諏訪湖SAや、静岡県御殿場市の東名自動車道のEXPASA足柄には、高速道路から出なくても入浴できる温泉施設があり、高速道路利用者の運転の疲れを癒やしてくれるような施設が充実しています。
では、このようなSA/PAで働く人の通勤手段とはどのようなものなのでしょうか。
一般的な企業では、駐車場スペースの問題や社員が事故やトラブルに巻き込まれる可能性を避けることから、クルマでの通勤を禁止しています。
一方で、サービスエリア内にある店舗が出す求人募集では、「クルマ通勤可能」をスタッフの募集条件に掲げているところが多くあります。
海老名サービスエリアの担当者は、通勤状況について以下のように話します。
「サービスエリアは、駅から離れた交通が不便な場所にあるので、クルマでの通勤が認められています。
クルマで通勤した人は従業員専用の駐車場にとめ、一般道に面した従業員専用の通用口を出入りしています。
クルマやバイクだけでなく、徒歩や自転車での通勤も可能となっており、JRや小田急線の海老名駅から無料の送迎バスも出ています」
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実際に、高速道路のサービスエリアの施設外には、専用駐車場が設けられており、クルマ通勤の場合でもスタッフは高速道路を使わずに専用駐車場にクルマを停め、徒歩や送迎バスでサービスエリアに出勤しているといいます。
そのため、高速道路を使わずに一般道では、サービスエリア内に入ることが可能となっています。
また、この従業員専用の駐車場は、近隣に住んでいる一般者に向けに開放されており、これについて、前出の海老名サービスエリアの担当者は以下のように話します。
「高速道路を利用しなくても、サービスエリア内のレストランや地域の特産品を買うことができるので、地元の家族連れやカップルにも人気です」
このほか各サービスエリアでは、「ぷらっとパーク」と名付けられた一般道の出入り口が開放されており、近隣に住んでいる人が一般道からSA/PAの施設を利用できるように整備されています。
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