ランボルギーニの受注が過去最高を記録! コロナ禍でも好調な理由を探る
ランボルギーニは2021年7月16日、2021年前半となる1月から6月の世界販売台数が記録的水準に達し、同社にとって歴史に残る半年になったと発表した。
2022年4月までの10か月分の生産枠が埋まるほどの受注を獲得
ランボルギーニは、2021年1月から6月までの半年間で、上半期販売台数で過去最高を達成したと発表した。
デリバリー台数は前年同期比37%増の4852台で、半期の台数としては過去最高。今後の見通しも明るく、2022年4月までの10か月分の生産枠が埋まるほどの受注を、既に獲得しているという。
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アウトモビリ・ランボルギーニの最高責任者でCEOを兼任するステファン・ヴィンケルマン氏は次のようにコメントしている。
「この素晴らしい結果は二重の意味での当社ブランドの証明になります。ひとつは、困難で不透明な状況が続くなかにあっても、ますます魅力を発揮している、堅実性と強固さ。もうひとつは、2024年までに15億ユーロ以上を投じる予定の将来モデルの電動化に関する事業計画が、前向きに受け入れられていることです。
ランボルギーニは今後、技術革新とサステナビリティを両輪に据えながら、最高のパフォーマンスとランボルギーニの忠実な実現を追求する、大いなる変革の時期に向かいます」
●ランボルギーニ好調な理由と前向きな未来の要因
ランボルギーニの販売台数の伸びは、全モデルで見られる傾向となっている。スーパーSUVの「ウルス」が最高レベルのパフォーマンスと傑出した汎用性でトップの座を維持し2796台と35%増を記録したほか、「ウラカン」も1532台と46%増。さらに「アヴェンタドール」は524台と21%増を記録する結果となった。
そして2021年7月7日には、ランボルギーニの伝説的な自然吸気エンジンのグランドフィナーレを飾る「アヴェンタドールLP 780-4Ultimae」を発表。夏以降には、「ウラカンSTO」のデリバリー開始も予定されている。
ウラカンSTOは、ランボルギーニ・スクアドラ・コルセのワンメイクレースシリーズを競う「ウラカン Super Trofeo EVO」と、デイトナ24時間レースの3連覇、セブリング12時間レースで2連覇のウラカン GT3 EVOのレースの伝統を受け継ぎながら、ロードカーに認定されたスーパースポーツカーである。さらに2021年夏には、新たなモデルの発表も予定されており、ランボルギーニの未来はさらに期待が持てそうだ。
市場別に見ると、今回も1位は米国(1502台)で、次に2位に躍り出たのは中国(563台)、以後ドイツ(391台)、英国(318台)、日本(258台)、中東(226台)、イタリア(197台)と続く結果となった。
ランボルギーニは、世界51か国に168のディーラーを擁する販売ネットワークを展開しており、販売台数は、南北アメリカ、EMEA、アジア太平洋の3大地域でほぼ均等に分布しているのが特徴だ。
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