近未来感スゴイ! ワイド&ロングノーズに大変身した「MINI REBORN」の正体とは
ワイド化&ロングノーズ化したミニのカスタムカーが存在します。どのような経緯で誕生したのでしょうか。
ド迫力なミニが存在していた!
世の中にあるカスタムカーのなかには、「こんなクルマあったら良いな」を具現化したモデルが存在します。
2018年に開催された「東京オートサロン」や「大阪オートメッセ」には、「ミニ・クーパーに100周年記念モデルがあったらどんな姿をしているのか?」を学生達が具現化したカスタムカーが展示されていました。
ミニ・クーパーとは、元々はミニに設定される1グレードとして展開されており、その由来はジョン・クーパー氏が手掛けたミニがベースとなっています。
そうしたミニは、2001年からBMWグループのブランドとして再スタートを遂げ現在に至ります。
BMWグループとなったミニは、初代(2001年)、2代目(2006年)、現行の3代目(2013年)とモデルチェンジを繰り返しており、現在でもジョン・クーパー氏に由来するモデルとして「John Cooper Works」をラインナップしています。
前述の学生達が具現化した架空の100周年記念モデルは、千葉県にある日本自動車大学校(通称:NATS)が制作しており、「MINI REBORN」と名付けられました。
MINI REBORNのコンセプトは、「伝統のスタイルで進化し続けるブリティッシュコンパクト・ミニ・クーパー。そんな伝統ある“ミニの過去と未来 ”を融合させた『ミニ・クーパー100周年記念モデル』を創造し、自らの手でアニバーサリーモデルとしてREBORNさせる」として制作されました。
ベースとなるのは、2005年式のBMWブランドの初代ミニ(R50)となり、その外観を1940年代のテイストを残したデザインをスチール&アルミにて製作。
さらに、フロント部分を20mm延長することでインタークーラーを前方向に移動し、ロングノーズ化をおこなっています。
また、ヘッドライトやテールライトはBMWブランドの3代目ミニ(F56)のものを流用しています。
NATSの担当者は、MINI REBORNについて次のように説明しています。
「もし『ミニ・クーパー100周年記念車があれば』をコンセプトにフロントを20mm延長し、アルミのオーバーフェンダー、ボンネット、ルーフなどを製作。
タイヤをオーバーフェンダーで隠すことでスペーシーさを演出し未来を表現しました。
内装は全面張替えするなど細部にもこだわっているほか、エアレックス製のエアサスを採用しています。
車体の延長とアルミのボディワークに内装張替えと作業量が多かった為、学生達は苦労していたが、オートサロン2018の評価は高く、後日さまざまなイベントに呼ばれました」
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NATSは、例年1月に開催されるカスタムカーイベントの東京オートサロンに向けて、複数台のカスタムカーを学生達の課題として制作しており、2022年の開催に向けてもすでに制作がスタートしているといいます。
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