2021グッドウッド最速はマクラーレン「720S GT3X」 日本で購入は可能か?

マクラーレン・オートモーティブが、2021年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでおこなわれたタイムドシュートアウト・ファイナルに「720S GT3X」で参加し、勝利を収めた。

一切の制限を受けない究極の1台がその実力を披露

 マクラーレン・オートモーティブが2021年7月12日、「720S GT3X」で参加した2021年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでのタイムドシュートアウト・ファイナルで、完璧な勝利を収めたと発表した。

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで勝利を収めたマクラーレン「720S GT3X」
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで勝利を収めたマクラーレン「720S GT3X」

 英国ウェスト・サセックス州のグッドウッド・ハウスで開催された同イベントには多くの人々が訪れ、有名なグッドウッド・ヒルでマクラーレン新型「Artura」は、ダイナミックなデビューを果たした。

 そのほかにも、ブルーノ・セナ氏がステアリングを握る「GT」、「765LT」、「620R」、さらにはマクラーレンのチーフ・テストドライバーであるケニー・ブリック氏がステアリングを握る「エルバ」も登場し、いつもどおりの豪快なドライブを披露した。

 そのなかで、もっとも素晴らしいパフォーマンスを見せたのは、マクラーレンのファクトリードライバーであり、「720S GT3X」を駆って登場したロブ・ベル氏である。

 シュートアウト・ファイナルに出場したロブ氏は、720S GT3Xの究極のパフォーマンスを最大限発揮し、45.01秒というタイムでトップに躍り出たのだ。この記録は、ライバルに1秒以上の差をつける素晴らしいものだった。

 グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードを訪れた人なら知っていると思うが、タイムドシュートアウトの出走車両は、かなり本気モードで走行するからこそ盛りあがるのであり、たまにコースアウトする車両があるほど白熱した走りをみせる人気イベントだ。

 マクラーレン・オートモーティブCEOのマイク・フルウィット氏は、次のように述べている。

「この優勝は、マクラーレンにとって素晴らしい2021年のフェスティバル・オブ・スピードを締めくくるものとなりました。ロブ・ベルが素晴らしい走りを見せてくれて、720S GT3Xの優れた性能を存分に発揮してくれたのです。また、公開されたばかりの新型Arturaや、注目のエルバなど、多くのクルマが展示され、活躍していることもあり、お客様やファンの皆様と直接お会いして、マクラーレンのすべてを祝福することができた素晴らしい機会となりました」

●720S GT3Xとは、こんなクルマ

 マクラーレン・オートモーティブのモータースポーツ部門であるマクラーレン・カスタマー・レーシングが自社で設計・開発した720S GT3Xは、サーキット走行専用のモデルである。

 車重はわずか1210kg、エンジンは4.0リッターツインターボが搭載され、最高出力は720ps。さらに「プッシュ・トゥ・パス」システムにより30psの追加出力が可能となり、レーシングレギュレーションの制約を受けないことで、1トンあたりのパワーウェイトレシオは620psを実現した。

 なお、720S GT3Xは、世界の11のマクラーレン・モータースポーツ公式販売店で購入することが可能。それらが置かれているのは、オークランド、フランクフルト、グラスゴー、メルボルン、チューリッヒ、プノンペン、トロント、ビバリーヒルズ、ヒューストン、フェラディルフィア、サンフランシスコ、ニューポートビーチで、残念ながら日本での取扱いはない。

【画像】マクラーレン「720S GT3X」が勝利したグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2021(7枚)

まさか自分のクルマが… 高級外車のような超高音質にできるとっておきの方法を見る!

画像ギャラリー

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー