【15台限定】フェラーリ「F8トリブート」をワイドボディ化! ノビテック・Nラルゴの新たな挑戦
スーパーカーを大胆にカスタマイズするノビテックが、新レーベルを立ちあげた。「ノビテック・Nラルゴ」が最初に手がけたのは、フェラーリ「F8トリブート」。15台限定のカスタムカーとは。
セレブの間ではワイドフェンダーがブーム
ノビテックに「ノビテック・Nラルゴ」という新しいレーベルが誕生した。このレーベルはノビテックが、世界でもっとも高級なスポーツカー向けの限定ワイドバージョンを製作することを目標としている。
そしてこのレーベルの最新モデルが、フェラーリ「F8トリブート」をベースとする高性能かつ独創的なワイドボディを持つモデルで、ボディデザインはこれまでもノビテックと見事なコラボレーションを実現している、ヴィットリオ・シュトロゼックが担当している。
生産台数はわずかに15台。常に限定車のみを作ることもこのレーベルの特徴だ。
●フェラーリを大胆オバフェン化
シュトロゼックは素晴らしく刺激的なワイドボディをデザインしてみせた。リアフェンダーはオリジナルのF8トリブートと比較して130mm広く、風洞実験を経て完成されたデザインに感銘を受けたノビテックは、そのボディワークコンポーネントの素材として、軽量でありながら高強度のカーボンを使用している。
フロントでは、片側のフェンダーで35mm、トータルでは70mmもワイド化されており、違和感なくF8トリブートのボディにフィットするのも、さすがはノビテックのテクニックだ。
もちろんフロントとリアのバンパースポイラーは専用のものへと置き換えられ、フロントスポイラーはサイドフラップで強化されている。
この究極の2シータースポーツに、明らかにアグレッシブなエクステリアの印象を与えているのは、紛れもない事実だ。
フロントに21インチ、リアに22インチが装着されるホイールは、今回アメリカのVossen社と共同開発された鍛造アルミニウムホイールの「ノビテック・NF10NL」で、前後異径としたことでミッドシップスポーツの持つくさび型のフォルムをさらに強調している。
ノビテック製のサスペンションキットには、フロントリフトの機能も備わっており、日常の使用にも心配はない。
●ノーマル比98馬力アップ!
注目すべきは、リアミッドに搭載されるエンジンだ。ツインターボの3.9リッターV型8気筒エンジンは、ノビテックの手によりノーマルの720psから818psにまでパワーアップされており、0-100km/h加速2.6秒を実現。
最高速の340km/hはノーマルのデータと変わらないが、これはリミッターの作動によるものだろう。これ以上の速度は高速道路を含めた一般路上ではリスクがあまりにも大きいという考えだ。
●いかなる要望にも応えるインテリア
ノビテックはまた、インテリアでも伝統の手法で細部までオーナーの好みに合わせたキャビンの演出をおこなっている。使用されるのは最高級のレザーとアルカンターラ。
すべてをオーナーの個人的な好みに合わせた希望する室内装飾デザインにすることが可能で、いかなるカラーでも特別なインテリアを製作することができるという。
ノビテックの最高性能車、そしてわずかな数のみが生産される限定車専用のレーベル、Nラルゴ。日本でその姿を見る日が訪れることはあるのだろうか。
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