【限定600台】ランボルギーニ「LP780-4 Ultimae」は最強・最後のアヴェンタドールか!?
ファイナルは10年前を思い出させるスタイリング
●LP780-4 Ultimaeはひとことでどんなクルマ?
アヴェンタドールLP780-4 Ultimaeを端的に表すとしたら、「アヴェンタドールS」の外観とドライビングダイナミクスに、「SVJ」のパフォーマンスを組み合わせたといったらいいだろうか。SのなりをしてSVJばりに速いと表現してもいいだろう。
ただし、LP780-4 Ultimaeの最高出力は780ps/8500rpmだ。これはSより40ps、SVJより10ps高い馬力である。軽量化のためにSVJはカーボンファイバーやチタンといった素材を多用して、Sから50kgもダイエットした1525kg(乾燥重量)を実現したが、LP780-4 UltimaeはSVJより25kg重い1550kg(乾燥重量)となる(ちょうどSとSVJの中間という乾燥重量だ)。重くなった分をパワーで補った、とも考えられる。
固定式のリアウイングがないので大人しく見える外観だが、サメの牙をモチーフにしたというSのフロントマスクのデザインからより複雑な造形になり、差別化は図られている。サイドとリアのボディワークは写真を見る限りSVJに準じているようだ。
●LP780-4 Ultimaeの性能は?
技術的にはSとSVJに準じているようなものなので、これといった新たなテクノロジーは採用されていない。
ただし、パフォーマンス的にはSVJに劣らず、0-100km/h加速は2.8秒とSVJと同タイム、そして最高速度は355km/hと、ラスト アヴェンタドールを名乗るに相応しいものだ。
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2011年にイタリア・ヴァレルンガサーキットで開催されたアヴェンタドールLP700-4の国際試乗会の際、試乗前のカンファレンスでヴィンケルマンは、次のような内容でLP700-4を説明したことを思い出した。
「これから10年間、第一線で色褪せないために、2世代分の革新的技術を盛り込んだ」
あれからちょうど10年。2018年にはニュルブルクリンクで当時市販車最速タイムを更新するなど、アヴェンタドールはスーパーカーの世界で常に第一線級の存在だった。
ラスト アヴェンタドールとなるLP780-4 Ultimaeも当然のことながら、フィナーレを飾るに相応しい圧倒的パフォーマンスを見せてくれるだろう。
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