最強の高級ミニバン日産「ブギ☆グランド」が凄い! シャコタン・デッパの合法レーサー仕様の正体とは
元祖高級ミニバンといわれる日産「エルグランド」ですが、世の中には度肝を抜くカスタムを施したレーサー仕様が存在するといいます。どのようなカスタムカーなのでしょうか。
そのインパクトは絶大! 凄すぎるエルグランドとは
日産「エルグランド」といえば、トヨタ「アルファード」やホンダ「オデッセイ」などと並んで高級ミニバンといわれています。
迫力のあるデザインに加えてラグジュアリーな室内空間を提供していますが、そんなエルグランドをベースにしたレーサー仕様が存在しました。
初代モデル(E50型)は、1997年に商用車の「キャラバン」と「ホーミー」から派生した乗用車として、「キャラバン エルグランド」と「ホーミー エルグランド」の名で発売されました。
開発コンセプトを「最高級新世代1BOX」とした初代モデルは、広い室内空間を実現するために、エンジンをフロントに配置したセミキャブオーバータイプを採用しています。
2002年に登場した2代目エルグランド(E51型)は、エルグランドの特徴であるスタイリングや室内空間に磨きをかけました。
現行となる3代目モデルは2010年に登場。初代と2代目ではFR/4WDだったのに対して3代目ではFF/4WDに変更しているほか、全高(フロア高)を低くしたことで低重心なスタイリングを実現。
直近では、2020年10月にマイナーチェンジを実施し、フロントデザインの変更や安全面の向上が図られました。
日産を代表する高級ミニバンのエルグランドですが、本格レーサー仕様のカスタムを施したカスタムカーが存在するといいます。
「ブギ☆グランド」と名付けられたそのカスタムカーは、千葉県にある日本自動車大学校(通称:NATS)が東京オートサロン2018に向けて制作したものです。
ベースとなるのは初代モデル(1999年式)で、制作コンセプトとして「不久不滅の『街道レーサー』ここに復活! シャコタン・バーフェン・深リム・デッパ…家族みんなで乗れる合法街道レーサーをエルグランドベースでお父さん世代に新提案!」を掲げています。
外装はNATSの学生達がオリジナルで制作しており、シャコタン・バーフェン・深リム・デッパなどの昭和テイストのカスタムが施され、ヘッドライトは日産「グロリア(Y33)」、テールランプはトヨタ「センチュリー」の部品を流用しました。
ブギ☆グランドの制作背景について、NATSの担当者は次のように説明しています。
「エルグランドを用いて、家族で乗れる合法街道レーサーをコンセプトに製作されたカスタムカーです。シャコタン・バーフェン・深リム・デッパを合法で再現しています。
それらのカスタムがおこなわれていた当時は段ボールや木材を使用していましたが、学生達は鉄板で製作しており、超重厚な街道レーサーが誕生しました。
大きな改造は無くメタルワークが中心であったので、製作に時間はかかりましたが、車検は問題ありませんでした。テストランキャラバンもとくに問題なく無事帰ってきました」
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元祖高級ミニバンとわれるエルグランドをベースに昭和感を全面に出したブギ☆グランド。
まさに史上最強のミニバンといえるかもしれません。
相変わらずの制作過程が気になる最高の学校ですね。
こんなの乗りたかったけど警察が1番!!うるさい頃でした!!