丸目レトロなトヨタ「ハイエース」のウッディ内装がイカす! 最新カスタムは「バンライフ」がトレンド?

人気インフルエンサーやユーチューバーの紹介などで日本でもじわじわと広がりをみせる世界的「バンライフ」ムーブメント。クルマをただの移動手段としてではなく、「レジャー」や「仕事」など快適な空間として満喫する人が増えているようです。

インスタグラムで1000万件以上の投稿!「バンライフ」の魅力とは

 近年のキャンプ・アウトドアブーム、そして「リモートワーク」や「テレワーク」といった新しい働き方が定着。
 
 そうしたなか、いま旅をするように暮らす「バンライフ」がムーブメントになっています。
 
 インスタグラムで「#vanlife」と検索すると、約1000万件(2021年7月1日時点)もの投稿があるほど、世界中で話題になっています。

トヨタ「ハイエース」をベースにバンライフのテイストを取り入れた「GMLVAN V-01」(写真提供:AUTOBACS SEVEN CO.,LTD.)
トヨタ「ハイエース」をベースにバンライフのテイストを取り入れた「GMLVAN V-01」(写真提供:AUTOBACS SEVEN CO.,LTD.)

 バンライフというのは、クルマの「バン(Van)」と生活の「ライフ(Life)」を掛け合わせた造語。

 衣食住に必要な物だけを車に積み込み、クルマを中心とした新たな生活スタイルを指します。

 かつては、「車中泊」「車上生活」といえばホテルなどに宿泊するお金がないなど貧困と関連付けられるイメージがありますが、バンライフは明確な定義こそないものの「時間と心の豊かさ」を追い求めているのです。

 その“火付け役”は世界的ファッションブランドのラルフ・ローレンのデザイナーだったフォスター・ハンティントン氏といわれています。

 ラルフ・ローレンを退社後、不必要な物や自宅を手放し、必要最低限の物だけをクルマに積み込んだ生活を始めたフォスター氏。

 最先端の流行を追い続ける慌ただしい日々から距離を置いて、自分にとって何が本当に必要なのかと考えたといいます。

 バンライフの魅力は、なんといっても場所と時間に捉われずに生活できることです。

 クルマをただの移動手段としてではなく、「レジャー」や「仕事」など、快適な空間として満喫する人が増加。

 パソコンさえ持っていれば、自分のペースで働くことができるようになった今こそ、全国各地をクルマで旅行しながら生活する“バンライファー”が増えているのです。

 また、一般的に“バンライファー”といえば、フォスター氏のように自宅を持たずクルマと必要最低限の物だけを持って、好きなところへ移動しながら生活する人が多く見受けられますが、平日はオフィスで働く会社員でも、週末限定でバンライフを楽しむケースも多いようです。

 人気インフルエンサーやユーチューバーによって紹介され、日本でもじわじわと広がりを見せるバンライフムーブメント。

 2020年4月には、日本だけでなく訪日外国人もターゲットにした多言語バンライフメディア「VANLIFE JAPAN」が立ち上がっています。

 また、2021年6月には中古車をベースにオーダーメイドでオプション含めカスタム内容は自由に選ぶことが可能なサービス「HAMMOCS」も開始。

 さらに、カー用品専門店のオートバックスでは、ガレージライフに関するさまざまなプロダクトのブランドとして「ゴードンミラー」を展開しており、そのひとつとしてバンライフをイメージしたハイエースベースの「GMLVANシリーズ」を販売しています。
 
 また、バンライフをしている人々のSNSの投稿を見てみると「バン」だけでなく「キャンピングカー」を用いて生活する方も多く見受けられます。

 実際に、キャンピングカーのレンタルをおこなう会社では近年、売り上げが増えているようで、新型コロナ禍でも“密”を避けて過ごせる空間として、とくにファミリー層からの関心が集まっているといいます。

※ ※ ※

 旅するように暮らすバンライフ。若年層が、自由気ままなで何事にも捉われない生活を求めて始めるケースだけでなく、週末に家族と一緒に楽しんだり、世代問わず人気が高いのも特徴です。

 いまの時代にあう“新しい生活”スタイル、みなさんもはじめてはいかがでしょうか。

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2件のコメント

  1. ここまでやるなら外装の黒のパ-ツ キャリーも含め茶系にしたらどうですか?

  2. 電動化モデルも出してもらえば、冷房時もアイドリングすることなく住宅と比べてかなり少ない容積の空気を冷やすだけで済む。もちろん、できればエアコンを使わない方が望ましいのはいうまでもない。

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