日産の本気ゴツ4WD 新型「ナバラ PRO-4X ウォーリアー」発表! 豪州らしいド迫力ブルバー装備

日産のオーストラリア法人は、ピックアップトラック「ナバラ」の現地における最上級仕様「ナバラ PRO-4X ウォーリアー」を2021年7月1日に発表しました。どんなクルマなのでしょうか。

ベース車から最低地上高を40mmアップ

 日産のオーストラリア法人は、2021年7月1日に新型「ナバラ PRO-4X ウォーリアー」を発表しました。同社の「ナバラ」をベースに、悪路走破性をさらに向上させたモデルとして登場した新型ナバラ PRO-4X ウォーリアーは、どんなクルマなのでしょうか。

日産「ナバラ PRO-4X ウォーリアー」
日産「ナバラ PRO-4X ウォーリアー」

 ナバラは、日産が海外専売車としてラインナップしているピックアップトラックで、姉妹車の「フロンティア」とあわせて日産がグローバルで販売するモデルです。

 そして、オーストラリアで登場した新型ナバラ PRO-4X ウォーリアーは、オーストラリアのビクトリア州に拠点を置く自動車エンジニアリング企業のプレムカーが、ナバラの「PRO-4X」グレードをベースに開発。

 オーストラリア自動車研究センター(AARC)、トゥーランギ、ナーベソン、ウォルハラ、ビッグリバーでの実走行テストを経て、優れたオフロード性能を持つ4WDピックアップトラックとして登場しました。

 まず重要な変更点として、新型ナバラ PRO-4X ウォーリアーはベース車(220mm)から40mmアップした260mmの最低地上高を確保。アプローチアングルも32度から36度に拡大されたほか、専用のブルバーやレッドのバッシュプレート(エンジンガード)などを標準で装着します。

 タイヤは、275/70R17のクーパータイヤ ディスカバーラーオールテレーンAT3タイヤを装着し、オフロード走行時の安心感を向上させたほか、スプリングレートの変更によりボディロールを抑え、ハンドリングも向上しています。

 またダンパーのセッティングも見直され、とくに後部ダンパーの最適化により、けん引時や荷物運搬時の車両後部の浮きを低減しました。

 新型ナバラ PRO-4X ウォーリアーに搭載されるエンジンは、最高出力190馬力・最大トルク450Nmを発揮する2.3リッターディーゼルツインターボで、駆動方式は全車4WDです。けん引能力は3500kgを確保しています。

 また、ベースのPRO-4Xグレードに装着されるAppleCarPlayおよびAndroidAuto対応の8インチインフォテインメントシステムや、衝突被害軽減ブレーキなどの予防安全装備などは、新型ナバラ PRO-4X ウォーリアーでもそのまま設定されます。

 プレムカーのエンジニアリング・ディレクターであるバーニー・クイン氏は、新型ナバラ PRO-4X ウォーリアーについて次のようにコメントしています。

「世界でもっともタフなナバラを作ることを目指し、それが新型ナバラ PRO-4X ウォーリアーで達成されました。

 ナバラの堅牢性を向上させ、どこにでも行けるタフさを強化しながら、どんな状況でも快適さを提供し、かつお客さまが整備された道路以外でも楽しめるクルマにする必要がありました。

 その結果、よりタフで、より安全で、よりスマートでありながら、実用性と性能に劣らない新型ナバラ PRO-4X ウォーリアーが誕生しました」

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