韓国の自動車メーカーで現代自動車グループの「キア」は、5mを超えるMPV（日本でいうミニバン）の4代目「カーニバル」を韓国や北米などの市場に投入しています。

　2022年型「カーニバル」はどのようなクルマなのでしょうか。

　カーニバルは現在4世代目にあたり、グランドユーティリティービークルをコンセプトに、より存在感の強いSUVをイメージしたデザインになっています。

　フロントフェイスにはキア車のファミリーフェイス「タイガーノーズグリル」を取り入れているほか、LEDデイタイムランニングライト（DRL）やヘッドライトはグリルと一体化したデザインです。

　リアには、車幅いっぱいに広がるテールライトをアクセントにしたワイドで個性的な新デザインを採用しています。また、SUVをイメージしたロアスキッドプレートを採用することで、より強固な印象を与えています。

　新しいプラットフォームと大型化したボディにより、4代目カーニバルは広々とした乗員スペースを実現。地域によって異なりますが、カーニバルは3列または4列のシート設定があり、7名、8名、11名の3種類の乗車定員が存在します。

　7人乗りのカーニバルでは、2列目にリクライニング式「プレミアム・リラクゼーション・シート」を採用し、背もたれ、アームレスト、レッグレストが調整可能な「ビジネスクラス」のシートとなっています。

　ボディサイズは全長5155mm×全幅2295mm×全高1739mm。エンジンは3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載、これに8速ATを組み合わせ、最大出力294馬力、最大トルク355Nmで、1587kgのけん引力を発揮します。

　価格はベースグレードのLXが3万2100ドル（約350万円）で、トップグレードのSXプレステージが4万6100ドル（約509万円）です。

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　近年、SUVは世界的に人気のカテゴリですが、ミニバンにおいてもSUV風の外観が注目されているといえるのかもしれません。