アメ車風なデザインの新型「バディ」

　ミツオカは2021年6月24日に新型SUV「バディ」を発売しました。ミツオカが手掛けるパイクカーの最新作となる新型バディですが、いったいどんなモデルなのでしょうか。また、ミツオカはこれまでどんなパイクカーを製作してきたのでしょうか。

　厳密な定義は存在しないものの、“トガッたクルマ”を意味するパイクカーは、先鋭的またはレトロなデザイン性の高いクルマの総称を指します。

　ミツオカが2021年現在販売するパイクカーとしては、日産「マーチ」をベースにトランクを追加したセダンの「ビュート」や、マツダ「ロードスター」ベースの「ヒミコ」などがあります。

　そんななか今回発売された新型バディは、トヨタのミドルサイズSUV「RAV4」がベース。ミツオカとしてSUVのパイクカーをラインナップするのは新型バディが初となります。

　搭載されるエンジンはベース車に準じた2リッターガソリンと2.5リッターハイブリッドで、駆動方式もベース車と同様に2WDと4WD（ハイブリッド車は電気式4WD）が設定されます。

　一方、外観はフロントフェイスをはじめ大胆に換装されており、角型縦目4灯ヘッドライトや大型メッキフロントグリル、メッキバンパー、フロント上部が突き出す逆スラントノーズが迫力ある顔つきを演出。

　いわゆるアメ車風なデザインで、ほかの国産SUVでは見られない個性溢れる仕上がりとなっています。

　内装もベース車から一部変更されているほか、オプションの専用レザーシート＆トリムセットを選択することで、シートやドアトリムなどの差し色をボディカラーの近似色にコーディネートすることも可能です。

　ミツオカは新型バディの発売に先駆け2020年11月26日から先行予約を受け付けていましたが、開始当初から問い合わせが殺到し続けている状況で、現時点（2021年6月30日時点）で申し込んでも2023年6月から9月の生産枠になるといいます。

　新型バディという新たなヒット作を生み出したミツオカが、これからどんな新作パイクカーを生み出すのかにも、期待が高まります。

　それではここでクイズです。

　ミツオカがこれまで制作したパイクカーにおいて、多くの場合国産車がベースに用いられてきましたが、一部輸入車ベースのパイクカーも存在しました。

　オープンモデルの「ガリューコンバーチブル」も、輸入車ベースのパイクカーでしたが、ベース車は次のうちどれでしょうか。

【1】フォード「マスタング」

【2】クライスラー「300」

【3】ダッジ「チャレンジャー」

※ ※ ※

　正解は【1】の「マスタング」です。

　2007年に登場したガリューコンバーチブルは、マスタングのコンバーチブル仕様をベースに、大型のフロントメッキグリルや丸目のヘッドライトなどの外装パーツを採用。クラシックカー風なオープンカーに仕立てられていました。

※クイズの出典元：くるまマイスター検定