夏にも「猫バンバン」なぜ必要? 猫はエンジン室に入り込むのは冬だけじゃない理由とは

エンジンルームのネコに気が付かなかったら?

 エンジンルームに入り込むネコは、事前に確認して救出するのがもっとも安心といえますが、仮に走行後に気がついた場合でも、無事にネコが保護されたら一件落着といえるでしょう。

 しかし、場合によっては、ネコが入り込んだ状態でエンジンをかけてしまうと、ネコはもちろんクルマにも大きなダメージが加わることがあります。

 首都圏のガソリンスタンドの店員は、エンジンルームにネコが入り込んだ過去の事例について以下のように話します。

「過去にお客さまから、走行中に異臭がすると言われ、エンジンルームを検査したことがあります。そのときのネコは、入り込んだ場所が悪く、もう助けられない状態でした」

なぜ猫はクルマのエンジンルームやボディの下に入ってしまうのか
なぜ猫はクルマのエンジンルームやボディの下に入ってしまうのか

 また、前出のJAFの担当者は、次のように話しています。

「エンジンルームにネコが入り込んでしまうことで、クルマにもダメージがあります。

 例えば、ネコがエンジンベルトに巻き込まれてしまい、ベルトがちぎれてしまう恐れがあります。

 また、異臭を長期間感じたり、クルマのエンジン自体に不調が起こる可能性があるため、早めに洗浄をおこなうことをおすすめします」

 こういった最悪な状態を避けるためにも走行中にネコの鳴き声が聞こえたり、異臭や異変を感じたりしたら、すぐに安全な場所へ停車し、エンジンルームなどを開けてなかを確認したほうが良いでしょう。

 また、JAFではネコ以外にもネズミやヘビが入り込んでいたという事例が見受けられたこともあったといいます。

※ ※ ※

 エンジンルームにネコが入り込んでしまう事案は、冬だけに起こりうると考えず、1年を通して警戒するべきだといえるでしょう。

 ボンネットを叩くなどの対策をしても、ネコによってはなかから出てきてくれないケースがあります。

 もし、気が付かずに走行してしまった場合は、気づいた時点で安全な場所に停車し、ロードサービスや近隣の販売店に相談する必要があるといえそうです。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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