昭和のラグジュアリーカーでは定番アイテム? 角目4灯がイケてる車5選
クルマの第一印象を決めるパートといえばフロントフェイスですが、さらに「目」にあたるヘッドライトの形状が重要で、大きくイメージを左右します。ヘッドライトは時代によって進化を続け、形状も大きく変わってきましたが、昭和の時代は規格品が使われていました。そこで、角目4灯が似合うクルマを5車種ピックアップして紹介します。
角目4灯が似合う昭和のクルマを振り返る
クルマの外観のなかでも、文字どおり「顔」にあたるフロントフェイスは、第一印象を左右する重要なパートです。さらに「面構え」を決めているアイテムといえば「目」に相当するヘッドライトではないでしょうか。
自動車が誕生した頃のヘッドライトはアセチレンランプから始まり、その後電球になり、ハロゲン球、HID、LEDと光源が進化。さらにシールドビーム、マルチリフレクター、プロジェクターなど構造の変化もありました。
近年、普及が加速しているLEDヘッドライトはデザインの自由度が高く、これまでにないフロントフェイスの造形が可能になったといえます。
一方で、1980年代までは米規格に準じた「丸目」や「角目」が広く使われており、とくにラグジュアリーカーやスペシャリティカーでは「角目4灯」が高級感を演出するアイテムでした。
そこで、角目4灯が似合う昭和のスペシャリティカーやラグジュアリーカーを、5車種ピックアップして紹介します。
●三菱「ギャランΛ」
かつて三菱のミドルクラスセダンとして主力車種だった「ギャラン」は、1976年に3代目が登場。車名が「ギャランΣ(シグマ)」に改められました。
そして、ギャランΣからやや遅れて登場したのが、2ドアクーペのスペシャリティカー「ギャランΛ(ラムダ)」です。
外観は角目4灯のヘッドライトを配置したシャープなフロントフェイスを採用。ボディも直線基調で伸びやかなフォルムのピラーレスハードトップという、スタイリッシュなクーペとなっています。
なかでもデザインのアクセントになっているのが斜めにレイアウトされた幅広のCピラーと、サイドに回り込むリアの「ラップアラウンド・ウインドウ」で、ギャランΛの個性的なフォルムを演出。
内装もトップグレードはかなりゴージャスで、まるでソファーのような本革シート仕様が設定され、さらにステアリングもフランス車を彷彿とさせる1本スポークを採用するなど斬新でした。
エンジンはデビュー当初2リッター直列4気筒のみでしたが、後に1.6リッターが加わり、最終的には2.6リッターまで拡大されるなど、よりスペシャリティカーとしての存在感を強化。
その後、1980年にはデザインを初代からキャリーオーバーした2代目が登場し、1984年に生産を終え、三菱のスペシャリティカーは1982年に誕生した「スタリオン」が引き継ぎました。
●マツダ「ルーチェレガート」
1966年にマツダは「ファミリア」の上級車「ルーチェ」を発売。スタイリッシュなヨーロピアンテイストの外観デザインが斬新でした。
1972年に登場した2代目ではデザインが刷新され、一転してアメリカ車をモチーフとしたデザインのクーペ/セダンへと変貌。
そして1977年にデビューした3代目は「ルーチェレガート」と名付けられ、5ナンバー枠いっぱいのサイズの4ドアピラードハードトップと4ドアセダン(後にバンが追加)へと変わりました。
外観で特徴的なのがフロントフェイスで、縦配置の角目4灯ヘッドライトとメッキ加飾されたフロントグリルなどが、アメリカ製セダンをインスパイアしているかのようです。
トップグレードには654cc×2ローター「13B型」ロータリーエンジンを搭載し、燃費も「アメ車並み」と評されたことから、販売の中心は2リッター直列4気筒SOHCエンジン搭載車でした。
ルーチェレガートはかなり個性的なデザインのラグジュアリーセダンでしたが、1979年のマイナーチェンジでオーソドックスなデザインの角目2灯ヘッドライトに変えられ、印象が薄れてしまった感が否めません。
実際に絶版になった後は個性的な前期型が好まれ、とくにロータリーエンジン車の方が貴重なため人気でした。
●トヨタ「セリカXX」
日産は1969年に初代「フェアレディZ」を発売し、アメリカでもダットサン「240Z」として販売を開始すると、大ヒットを記録しました。
トヨタはそれに対抗するため、1979年に2代目「セリカ リフトバック」をベースにしたグランドツアラー、初代「スープラ」をアメリカで発売。
日本国内向けには「セリカXX(ダブルエックス)」の名でデビューしました。
ボディはセリカ リフトバックに対してホイールベースを130mm、全長を270mm延長。全体のフォルムはセリカ リフトバックと同系統な3ドア・ファストバックですが、ロングノーズ化したフロントフェイスにはメッキで加飾されたグリルと角目4灯を採用して高級な雰囲気を演出。
また、リアまわりも立体感のあるコンビネーションランプが装着され、セリカから印象を大きく変えています。
内装ではトップグレードに英国製ラグジュアリーカーでおなじみのコノリー製レザーシートをオプション設定するなど、フェアレディZと異なり高級感を前面に押し出していました。
エンジンは2リッターと2.6リッター(後に2.8リッター)の直列6気筒SOHCを搭載。この直6エンジンとFR駆動はスープラの伝統として、現行モデルにも受け継がれています。
セリカXXの4M-EUからの伝統だったら何でスープラってあんな惨めな車なの?
まあギリギリ5MG〜6MGや7MGでソアラより安く手が届いた時代がXXでありスープラなんじゃないの?w
自分1G-GEUのツインカム24のチェイサーのMT乗ってましたが、同じエンジンのXX欲しかったですよ。
もうJZ型エンジンになってからはまともな車が無いので後のソアラとクラウンは1UZにしました。
何れも自分の好みの範囲の話ですがTOYOTAのエンジン診るとTOYOTAの車造りの下手さ加減が透けて見えますね。
大排気量ならダイハツやISUZUのほうが上手なんじゃないかな?w
ビックホーンやμのV6を運転するとISUZUがF1エンジンやりゃいいじゃん!なんて思いますね。