小さな高級車 日産新型「オーラ」発表! 「ノート」との価格差42万も 異なる魅力とは
搭載するe-POWERは同じでもチューニングが異なる2台
インテリアの基本デザインはノートと新型ノートオーラで共通ですが、質感などで差別化が図られています。
ノートは、合皮などを使用したシンプルかつ落ち着いた雰囲気のブラック内装に、トリコットまたは本革シート(オプション)を備えました。
一方の新型ノートオーラは木目調フィニッシャーやツイード調織物を採用した優しい触感と暖かみのある内装とするとともに、シフト回りに配されたダイレクトイルミネーションが上質な室内空間を演出。
さらに、シートの素材にこだわり、ツイード調織物と合皮のコンビシート、クッション材を多用。「シーマ」や「スカイライン」といった高級車に採用される、30mmのソフト層を内蔵した構造とし、上質な座り心地と長時間の快適性を備えています。
また、「レザーエディション」では、身体が滑るのを防ぐキルティングラインを施した上質な本革シートを設定しました。
メーターまわりにも違いが見られ、ノートは7インチのメーターを搭載するのに対し、新型ノートオーラは12.3インチのフル液晶メーターを搭載。インパネ中央に配しされた9インチディスプレイと一枚につながるようなデザインで、先進感やドライビングのしやすさをサポートする機能性を兼ね備えました。
加えて新型ノートオーラはドライブ中の快適性にこだわり、ルーフやドア、フロントドアのガラスまで遮音対策を施して高い静粛性を実現。
さらに上質な室内空間を実現するためBOSEと共同開発した「BOSE パーソナルプラスサウンドシステム」を搭載しました(メーカーオプション)。
運転席および助手席のヘッドレストとAピラー、ドアパネルにスピーカー内蔵し、BOSE独自のプレミアムなサウンドを体感することができます。
パワートレインは、ノート・新型ノートオーラともに力強い加速や、滑らかさと静粛性が向上した第2世代の「e-POWER」を搭載。1.2リッターエンジンを発電機として使い、そこで得た電気でモーターを駆動するシリーズハイブリッド方式です。
新型ノートオーラではe-POWERシステムに専用チューニングを施し、よりパワフルな走行性能を可能にしました。
ノートの最高出力85kW/最大トルク280Nmに比べて、新型ノートオーラは最高出力100kW/最大トルク300Nmとパワーアップ。
アクセルを踏んだ瞬間からスムーズかつ力強い加速でひとクラス上の走り実現し、高速道路での加速や追い越しもゆとりをもっておこなうことができます。
さらに、全車速域で4輪すべてを強力なモーターで駆動・制御する次世代電動4輪駆動システム「e-POWER 4WD」は、さまざまな路面状態でも新次元の走りを可能にしました。
両車の価格の違いはどうでしょうか。
ノートの価格(消費税込、以下同様)は2WDが202万9500円から218万6800円、4WDが228万8000円から244万5300円万円。
新型ノートオーラの価格は、2WDが261万300円から269万9400円、4WDが286万8800円から295万7900円です。
ノートの売れ筋「X 2WD」(218万6800円)と新型ノートオーラ「G 2WD」(261万300円)を比べると価格差は42万3500円となります。
新型ノートオーラには、ノート Xではオプションとなる「アダプティブLEDヘッドライトシステム」「インテリジェント アラウンドビューモニター」や「インテリジェント ルームミラー」「本革巻ステアリング」などが標準設定されているので、それを加味すると価格差はより小さくなるといえるでしょう。
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日産の新たなフラッグシップとなる新型アリアの小型版ともいえる新型ノートオーラは、プレミアムコンパクトを目指し、ノートの質感や走りをより一層引き上げました。
ライバル車にはない高級コンパクトカーという独自路線は、大きなクルマからダウンサイズしたいけど質感は維持したいと考えるユーザーの受け皿としての需要も期待できそうです。
カタログ貰いました。ノートオーラだけど日産オーラです。カタログも別車種扱いでノートの高級グレードではありません。