話題の「道の駅」とは何か違う!? 昭和レトロな「ドライブイン」3選

「道の駅」の開業・拡大等に伴って、少しずつ減ってきたドライブインがいま、昭和レトロな懐かしい雰囲気が味わえるスポットとして密かな人気を集めています。多くのファンに愛される、まるで時が止まったかのような人気ドライブインを3つピックアップしてご紹介します。

建物の雰囲気や、ハンバーガーやラーメンの“レトロ販売機”が懐かしい!

 高速道路網の発達やコンビニの拡大、道の駅の開業などによって、時代の移り変わりとともに最近では見かけなくなったドライブイン。

 そんな希少なドライブインがいま、昭和レトロな懐かしい雰囲気が味わえる場所として、ファンのあいだで密かな人気を集めています。
 
 昭和レトロブームのいま「青春時代の味を楽しみたい」という大人たちや「昭和の雰囲気、風景を味わいたい」という若者たちも少なくないようです。
 
 今回は、昭和時代から時が止まったかのような、古き良き人気ドライブインを3つ選んでご紹介します。

京都府舞鶴市の国道178号沿いに佇む「ドライブインダルマ」(画像:Googleストリートビュー(C)Google)
京都府舞鶴市の国道178号沿いに佇む「ドライブインダルマ」(画像:Googleストリートビュー(C)Google)

●「ドライブインダルマ」

 京都府舞鶴市の国道178号沿いに佇む、昭和46年創業「ドライブインダルマ」。

 テレビ番組などメディアで度々取り上げられ、全国各地から多くの人が足を運ぶ人気ドライブインです。

 その人気の秘密のひとつが、レトロなゲーム機が並び、音楽が流れるノスタルジックなコーナー。

 懐かしいアーケードゲームや、昭和時代に人気を博したインベーダーゲームなどが数多く並びます。

 さらに、ジュークボックスも稼働しており、昭和の歌謡曲を中心に約140曲も収録しているということです。

 また、ラーメンや天ぷらうどんの“レトロ販売機”も人気。開業した1970年代から変わらず、経営する家族が食堂で麺を湯がき、油揚げや、小エビが入ったかき揚げなど具材を手作りして自販機で提供。

 そんなレトロ感満載な「ドライブインダルマ」には、立ち寄った人たちが書き込むことができる「旅の便り」と書かれたノートが店内に置いてあり「我が青春のダルマ。いつまでも楽しませて」といったメッセージが書かれています。

●「大川戸ドライブイン」

 暑い季節にピッタリな栃木県益子町の山中に佇む「大川戸ドライブイン」。

 昭和43年創業で純和風の建物は雰囲気も魅力的です。夏場はなんと1日700人以上が訪れ、店の午前11時前には長い行列ができる人気ドライブインです。

 その理由が“そうめんの町”として知られる小豆島で特注した麺を味わえる「流しそうめん」。

 約50年前に経営する家族で開発したドーナツ状の“流しそうめんマシン”が各テーブルに置いてあり、水が勢いよく流れ、暑さを忘れて楽しむことができます。
 
 さらに「大川戸ドライブイン」の前には親戚が経営するという釣り堀もあり、釣り上げたマスを塩焼きにして食べることができます。

 また、楽しみは夏だけではなく春はタラの芽、サワガニの唐揚げ。秋は天然のきのこ料理など四季折々の料理が楽しめます。

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