新型コロナ禍で「100万円以下」の軽自動車かコンパクトカーが人気になる? 高まる中古車需要
新型コロナ禍が長期戦となるなか、感染と将来への不安から「クルマで移動したい」「クルマの出費を抑えたい」「できるだけ手元にお金を残しておきたい」という需要が増え、中古車の販売が伸びています。そんな中古車に関する意識調査がおこなわれました。
長期戦化する新型コロナ禍、「クルマで移動したいけどお金は使いたくない」一体どんなクルマが求められている?
新型コロナ禍が長期戦となるなか、感染と将来への不安から「クルマので移動したい」「クルマの出費を抑えたい」「できるだけ手元にお金を残しておきたい」という需要が増え、中古車の販売が伸びています。
ではユーザーは具体的にどのような金額で、どのようなクルマが欲しいのでしょうか。
そんな疑問に答えるアンケート調査を株式会社MICが2021年5月27日に発表しました。
本調査は、これまでに中古車を購入したことがある全国の20代以上の男女に対し意識調査をおこなわれています。
中古車の購入予算、維持費の目安、欲しい中古車のタイプや色、購入する際に重要視すること、購入前後で心配に感じたことの傾向が明らかになっています。
「次回中古車を購入するとしたら、予算はどのくらいですか?」という質問に対しては、「中古車を買うつもりがない」という回答を省くと、90万円から100万円という回答が19.7%で最大となりました。
「次回中古車を購入するとしたら、どのボディタイプを選びますか?」という質問に対しては、軽自動車という回答が29.8%で最大となり、続いてコンパクトカー・ハッチバックが22%となりました。
「中古車を購入する際、目安にする走行距離はありますか?」質問に対しては、5万km以内という回答が38.9%で最大となり、続いて3万kmが33%となりました。
また「クルマの維持費(ローン返済、駐車場代を除く、保険、車検、税金、修理、メンテナンス・ガソリン代)として、月間平均いくらまで出費してもいいと思いますか?」という質問もしており、1万円までが31%で最多となり、続いて2万円までが29.9%となりました。
中古車で90万円から100万円の間で買える走行5万km以内の軽自動車かコンパクトカーというと、軽自動車であれば、スズキ「ラパン」や「ワゴンR」、ホンダ「N-BOX」などの新古車が、コンパクトカーであれば、現行よりひとつ前の日産「ノート」やホンダ「フィット」、トヨタ「ヴィッツ」、トヨタ「アクア」などが対象になります。
新型コロナウイルス影響で、さまざまな場面での「非対面化」が注目されており、クルマの販売においても例外ではありません。
国内外問わず、各メーカーの新車ディーラーもヴァーチャルディーラーなど、販売のオンライン化を試みる動きがあります。
今回の調査では、中古車をオンライン販売で購入することについても言及しています。
「中古車を通販で購入することに、抵抗がありますか?」という質問をしており、これに対しては、全体の56%の人が「中古車を通販で購入することに抵抗感が無い」と答えました。
昨今ではサブスクリプションや残価設定型クレジットなどさまざまなクルマの購入(利用)方法があり、なかには実車を見ずに購入する方法もあります。
そういった流れからか、通販での自動車購入に対するハードルは下がってきているようです。
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