低ければ低いほどカッコイイ? ジャンル別の全高が低い車5選

高性能なスポーツカーやスーパーカーは全高が低く、見るからに速そうなフォルムとなっているのが一般的です。また、スポーツカー以外でも全高を低くすることで、スポーティな印象のモデルも存在。そこで、各ジャンルで低全高のモデルを、5車種ピックアップして紹介します。

さまざまなジャンルのモデルのなかで全高が低いクルマを振り返る

 クルマの外観デザインは販売台数を左右するだけでなく、そのクルマのキャラクターを明確にする要素のひとつです。

 なかでも優れた走行性能のスポーツカーやスーパーカーは全高が低いフォルムで、見るからに速そうと主張しているといえます。

各ジャンルのなかでも全高が低いクルマたち
各ジャンルのなかでも全高が低いクルマたち

 全高が低いクルマは見た目だけでなく必然的に重心位置が低くなってコーナリング性能が向上し、空力性能にも影響を与えるため、速いクルマでは低くなるのは理にかなっています。

 また、スポーツカー以外のモデルでも全高を低くすることでスポーティな印象を与えることから、デザインに反映されているケースも珍しくありません。

 そこで、各ジャンルの低全高なモデルを、5車種ピックアップして紹介します。なお、オープンカーやフロントウインドウすら無い特殊なモデルは除外しました。

●ロータス「ヨーロッパ」

ロータスのモデルのなかもで全高の低さが際立っている「ヨーロッパ」
ロータスのモデルのなかもで全高の低さが際立っている「ヨーロッパ」

 イギリスの天才技術者のコーリン・チャップマンが、バックヤードビルダー(裏庭でクルマの製作やチューニングをおこなう)を経て創業したスポーツカーメーカーがロータスです。

 その後、F1マシンの製造をおこなうコンストラクターにまで登りつめ、その技術力を生かして数多くのスポーツカーを生み出しました。

 そんなスポーツカーのなかでも、もっとも有名なのが1966年に誕生した、ロータス「ヨーロッパ」です。

 日本で1970年代後半に起こった「スーパーカーブーム」の火付け役となった漫画「サーキットの狼」の主人公がロータス ヨーロッパに乗っていたことや、当時の日本車ではありえない斬新なフォルムは、少年たちを夢中にさせました。

 ロータス ヨーロッパは全長3980mm、全幅1650mmというコンパクトなサイズもさることながら、全高1090mmという低さが際立ちます。

 最新のスーパーカーであるランボルギーニ「アヴェンタドール」の全高は1136mm、フェラーリ「SF90ストラダーレ」の全高は1186mmですから、いかにロータス ヨーロッパが低いかがわかります。

 エンジンは後期型のシリーズ3では最高出力126馬力の1.6リッター直列4気筒DOHCを搭載。パワー的には他のスーパーカーよりもだいぶ見劣りしましたが、地を這うようなスタイルは紛れもなくスーパーカーといえるでしょう。

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●スズキ「フロンテクーペ」

本格的な軽スポーツカーとして開発された「フロンテクーペ」
本格的な軽スポーツカーとして開発された「フロンテクーペ」

 軽自動車というと現在主流のスーパーハイトワゴンなど、全高が高いモデルに人気が集中していますが、全高が低いモデルとしては2シーターのスポーツカーがあり、なかでも1992年に発売されたオートザム(AZ-1)の全高は1150mmしかありません。

 一方、もっと実用的な4シーターのモデルでは、1985年に登場したホンダの軽ボンネットバン「トゥデイ」が全高1315mmで、フル4シーターになった1988年以降の乗用車モデルでも全高は1320mmと、現在の「N-ONE」が1545mmですから200mm以上低くなっていました。

 さらに、もっと時代をさかのぼって360ccの軽自動車では、いわゆるスペシャリティカーが各メーカーから販売されており、そのなかでも低いフォルムが印象的なモデルがスズキ「フロンテクーペ」です。

 1971年にベーシックモデルの「フロンテ」をベースに、最高出力37馬力を絞り出す3キャブレターの360cc2サイクル直列3気筒エンジンを搭載した、フロンテクーペが誕生しました。

 デザインは巨匠ジウジアーロの原案がベースで、低いフロントノーズと傾斜したフロントガラスからリアまで流れるように続くルーフラインが特徴で、全高はわずか1200mmです。

 デビュー時は2シーターでしたが後に4シーターとなり、内装もタイトなコクピットにローバックタイプのバケットシート、インパネには6連メーターが設置されるなど、スポーツカーらしさを演出。

 実際のドライビングでは着座位置も低いことや容赦なく聞こえるエンジン音なども相まって、スピード感は実際の速度以上に感じられました。

●トヨタ「カローラセレス」

スタイリッシュなフォルムは実用性よりもデザインを優先した「カローラセレス」
スタイリッシュなフォルムは実用性よりもデザインを優先した「カローラセレス」

 4ドアセダンというと居住性が重視されますが、近年はクーペフォルムのモデルが増えており、全高が比較的低いモデルも散見されます。

 しかし、かつて現在の水準よりもさらに低いセダンが存在。それは1992年に登場したトヨタ「カローラセレス」です。

 カローラセレスは1991年発売の7代目カローラをベースにした派生車として誕生し、姉妹車に「スプリンターマリノ」があります。

 1985年発売の「カリーナED」の大ヒットによって起きた4ドアハードトップブームに応えたかたちで開発されたモデルで、居住性よりもデザインを重視しており、全高は1315mmとベースのカローラセダンよりも70mm低くされました。

 現行モデルのカローラはロー&ワイドな印象がありますが、それでも全高は1435mmですから、カローラセレスの低さが想像できるでしょう。

 トップグレードには160馬力を誇る1.6リッター直列4気筒DOHC20バルブの「4A-GE型」エンジンを搭載するなど、見た目だけでなく走りもスポーティでした。

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