ナイスガイSUV! ホンダ「クロスロード」がアツい! 古さ感じない仕様とは
近年の中古車市場で注目されているのがホンダの2代目「クロスロード」。10年落ちながらいまトレンドとなるアースカラーを施したカスタムが話題となっています。
10年落ちのホンダSUVがイケイケに!?
2021年5月現在、ホンダが国内市場でラインナップするSUVは「ヴェゼル」と「CR-V」の2車種です。
どちらもスタイリッシュなデザインで都市型SUVといえるスタイルですが、一方近年の中古車市場では、かつて販売されていたホンダ「クロスロード」というスクエアなボディが特徴的な車種が注目されています。
そして、クロスロードをオフロード仕様に仕立てるカスタムが人気だというのです。いったいどのような状況なのでしょうか。
ホンダは、1993年に当時提携をしていたローバーグループから「ディスカバリー」のOEM車として初代「クロスロード」を販売。
2007年に登場した2代目クロスロードは、2代目「ストリーム」をベースにした3列シートSUV(7人乗り)として2010年まで販売されていました。
2代目クロスロードのボディサイズは、全長4285mm×全幅1755mm×全高1670mmと全長の割に幅が広く、スクエアなボディと相まってワイドなデザインを採用しています。
パワートレインは、ストリームと同じ1.8リッター直列4気筒(最高出力140馬力)と2リッター直列4気筒(最高出力150馬力)が設定され、駆動方式は2WDと4WDを選べました。
2010年の販売終了後では、近年の都市型SUVの特徴でもあるスタイリッシュさとは一線を画すデザインだったことや、コンパクトSUVというサイズで3列シートを設定していたこともあり、一定数の需要があったといいます。
その後、アウトドアブームなどによりゴツゴツしたデザインのSUVに注目が集まってくるなかで、近年街中で見かける機会が増えつつあるのが、アースカラーの2代目クロスロードです。
アースカラーとは、大地の色やカーキ、オリーブ系など自然な色合いを指し、ファッション用語としても用いられています。
自動車業界でも新車時のボディカラーの設定で採用されるケースが増えているほか、前述の2代目クロスロードのようにアースカラーとブラック塗装を施した2トーンカスタムも人気です。
神奈川県にあるオートモーティブジャパンは、クロスロードのカスタムを展開。オリジナルリフトUPパーツや、ルーフテント・BOX、ヘッドライト加工など、アウトドアシーンでも人気の高いカスタムを中心に手がけているショップです。
同社では2代目クロスロードを2トーンアースカラーにオールペイントを施しているほか、ヘッドライトをインナーブラック塗装するなどで、オフロード感を強調しています。
また足回りでは、オリジナルのリフトアップキット(1.5インチ)や16インチアルミホイール、BFグッドリッチ製のオールテレーンタイヤを装着。
アースカラーが特徴的な2代目クロスロードについて、オートモーティブジャパンは次のように説明しています。
「程々にレアなモデル故に中古車市場で人気の1台となる2代目クロスロードをベースにしています。
オートモーティブジャパンが得意のスタイルで、四角いボディのスクエアな道具感を増して魅力的なスタイルに仕上げました」
※ ※ ※
2代目クロスロードの中古車相場は、標準モデルであれば100万円以下で手に入れることが出来ます。
しかし、前述のアースカラー仕様やリフトアップ&オフロードタイヤを装着したような仕様は200万円前後と10年落ちのカスタムカーとはいえ、それなりの価格が付いています。
オートモーティブジャパン以外でも全国のさまざまなショップでアースカラー仕様などは手掛けており、近年定番のカスタム手法といえます。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。