アルファードよりイケてる!? 5m級のトヨタ「シエナ」やホンダ「エリシオン」など海外ミニバンが魅力的!

ホンダは日本でもなじみのあるモデルを海外で展開

●ホンダ「オデッセイ」

 ホンダ「オデッセイ」は日本でも販売されていますが、2代目以降の北米仕様はかつて日本で販売されていた「ラグレイト」をベースとした大型ミニバンへと独自に進化しました。

 北米の現行モデルは2017年に登場した5代目です。北米では10年連続でミニバン販売ナンバー1を記録するなど、ファミリー向けの機能性やスポーティな運転性能を有するミニバンとして人気があります。

ホンダ「オデッセイ」(北米仕様)
ホンダ「オデッセイ」(北米仕様)

 北米オデッセイのボディサイズは、全長5212mm×全幅1994mm×全高1735mmと大柄です。日本のオデッセイは全長4855mm×全幅1820mm×全高1695mm-1725mmですから、北米オデッセイのほうがひと回り大きなボディを持ちます。

 2020年7月のマイナーチェンジで外観デザインが変更され、クローム調のデザインを備えたブラックアウトグリルやLEDヘッドライトを採用。リアはウインドウ下部にグロスブラックのトリムを追加することで力強いスタイルへと進化しました。

 インテリアは、シフトレバーがスイッチ式を採用するとともに、メーター回りは「シビック」に近いデザインとなっています。

 さまざまなシートアレンジが可能なオデッセイですが、2列目シートの背もたれを前に倒してほぼフラットな状態に折りたたむことができるなど、アレンジ次第でさまざまな荷物を載せることができます。

 パワートレインは、パワフルな3.5リッターV型6気筒直噴エンジン(280hp)と10速ATを組み合わせ、気筒休止する「可変シリンダーシステム(VCM)」を採用することで低燃費を実現しました。

 安全機能は、運転支援システム「ホンダセンシング」を全車標準装備。歩行者にも対応可能な衝突被害軽減ブレーキや交通標識認識機能、アダプティブクルーズコントロール(ACC)は0km/hまでの自動追従機能が備わっています。

●ホンダ「エリシオン」

 ホンダ「エリシオン」はラグレイトの後継車として、2004年から2013年まで日本でも販売されていました。

 2013年に日本での販売を終了したあとは中国専用車として進化。2代目(中国仕様)は日本のオデッセイ(5代目)の兄弟車として2016年にデビューしています。

 現行エリシオンの外観デザインは、4つのクリスタルダイヤモンドLEDと組み合わせた水平基調のフロントエアインテークグリルデザインを採用しているほか、メッキパーツも多用することで、中国の富裕層が好む豪華な仕様となりました。

 エリシオンのボディサイズは全長4940mm×全幅1845m×全高1710mmと5mにはわずかに届かないものの、全長4855mm×全幅1820mm×全高1695mm-1725mmの日本のオデッセイより大型化しています。

 ボディサイズが拡大化されたことで、2列目シートを前後740mmに超ロングスライドする機構を採用。これは室内空間でもとくに後席の広さを重視する中国ユーザーのニーズに応えた部分だといえます。

 内装は一見シンプルなデザインなものの、センターコンソール全体が手触りの良い革で包まれており、高級感がアップしました。

 パワートレインは、2.4リッターエンジンを搭載するガソリン車と、2019年のモデルチェンジで2リッターガソリンエンジン+2モーターハイブリッドを組み合わせたハイブリッド車を追加。この点は日本のオデッセイと同じです。

 機能面では、手の動きをセンサーが感知して車両に触れずにドアの開閉が可能な「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」を採用。2020年11月にマイナーチェンジした日本のオデッセイにもこの機構が取り入れられました。

※ ※ ※

 ミニバンは日本のみならず、海外でも広く普及しています。

 国産メーカーも高級モデルだけでなく、エントリークラスのミニバンをアジア圏に投入。たとえば三菱は小型の「エクスパンダー」を東南アジア各国で販売し、人気を誇っています。

 また海外メーカーも、最近ではメルセデス・ベンツが「Vクラス」よりコンパクトなEVミニバン「コンセプトEQT」を発表したり、韓国のヒュンダイが新型高級ミニバン「スターリア/スターリアプレミアム」を発売するなど、さまざまなミニバンが登場しています。

 SUVブームの次はミニバンブームが巻き起こるのかもしれません。

ホンダ・オデッセイ のカタログ情報を見る

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