丸目4灯「レトロ・ハイエース」爆誕! 室内全面リアルウッド仕様! バンライフなモデルとは

オシャレ過ぎる! ウッドなハイエースとは

 GMLVANシリーズには、ハイエースベースのモデルと、日産「NV200バネット」ベースのモデルがあります。

 どちらも魅力的ですが、今回とくに注目したのがハイエースベースの「V-01」。エクステリアは、どこかヴァナゴンを思わせる愛らしさを持っています。

「とくにヴァナゴンを意識したわけではなく、リラックスできる車内を考えたときに、自然と柔らかな雰囲気でクラシカルなデザインのエクステリアに辿り着きました」(猿渡氏)

 フロントマスクやサイドのアンダーガードなど、ハイセンスなカスタムパーツが奢られています。

 もちろん、インテリアはバンライフ調。ジャーナル・スタンダード・ファニチャーの家具に使われているオーク材やトリムをふんだんに使い、柔らかく温かみのあるキャビンに仕上げました。

 家具のプロフェッショナルが監修しているだけあって、付け焼き刃感がまるでありません。

 ただし、ギャレーなどのキャンピング装備は一切なく、バタフライ式シートとウッドのパネルによって完全フラットになるだけです。

 特徴的なのは、ロールスクリーンを装備しており、プロジェクターがあれば映画などを投影できるようになっています。

ロールスクリーンは車内でも外からでも楽しめるよう2カ所に設置が可能。(写真提供:AUTOBACS SEVEN CO.,LTD.)
ロールスクリーンは車内でも外からでも楽しめるよう2カ所に設置が可能。(写真提供:AUTOBACS SEVEN CO.,LTD.)

 ここまでシンプルな装備なのも、作り手の思いがあると猿渡氏はいいます。

「極力シンプルな装備にすることで、ミニマルな美を演出するという意図もありますが、ユーザーが自分なりのライフスタイルを持ち込める余白を残すことが、このクルマにとっては大切だと考えました」

 なおV-01には、オプションとして、ライノラック製のルーフラックやサイドオーニング、そしてリアラダーが用意されており、拡張性もあります。

※ ※ ※

 参考販売価格は497万2000円からとなっており、納期は2021年5月時点で約半年。

 内外の装備、そしてセンスの良さを考えれば、決して高いプライスではありません。

 新しいリラックス空間が欲しいと考えているなら、選択肢のひとつとしてアリかもしれません。

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Writer: 山崎友貴

自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。

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1件のコメント

  1. 初期のクイックデリバリーみたいだなw

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